新型コロナウイルスの影響で再注目か?ソダーバーグ監督作が米レンタルチャートで10位
2020年2月5日 08:00

[映画.com ニュース] 中国・湖北省武漢を中心に発生した新型コロナウイルスが原因とされる、新型コロナウイルス関連肺炎の被害が拡大するなか、アメリカでは2011年に公開されたSFスリラー「コンテイジョン」が注目を集めているという。米ハリウッド・レポーターが報じた。
「コンテイジョン」は、マット・デイモン、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、マリオン・コティヤールら豪華キャストが共演したスティーブン・ソダーバーグ監督作だ。同作は1月28日(現地時間)、米iTunesのレンタルチャートの10位にランクイン。「ジョーカー」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「パラサイト 半地下の家族」など、2019年に公開された新作がひしめくチャートのなかで、11年公開作は異彩を放っている。
いまアメリカで「コンテイジョン」が再注目されている理由は、同作がパンデミックの恐怖を科学的な考証とシミュレーションに基づいてリアルに描いているためだと言われている。
映画は、香港出張から戻ったアメリカ人女性(パルトロウ)が体調不良を訴え、死亡。同じような事例が世界各地で相次ぐなか、パニックに陥る人々や、ワクチン開発に取り組む医療関係者、デマを広めるジャーナリストの姿を、ドキュメンタリータッチで描いた力作だ。同作は現在、アメリカのストリーミングサービスでは提供されていないため、米iTunesにアクセスが集中したものと思われる。
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