S・ソダーバーグ監督が最新作スパイアクション「エージェント・マロリー」語る
2012年9月27日 18:30

[映画.com ニュース] スティーブン・ソダーバーグ監督の新作「エージェント・マロリー」が、9月28日に公開される。アメリカ女子格闘技界でNo.1の実力と美ぼうを誇る、格闘家ジーナ・カラーノを主演に据えたスパイアクションだ。「もし彼女を偶然テレビで見なかったら、この映画は存在しなかった」と断言するソダーバーグ監督が、本作製作について語った。
あらゆるミッションを完ぺきに遂行する女スパイ、マロリー・ケインに扮するカラーノは、ムエタイを基礎にした技を持つ総合格闘家で、実力もさることながら、キュートな美貌と抜群のプロポーションが評判の人気選手。これまでドキュメンタリーのほか、いくつかの映画に端役で出演した経験はあるが、主演は本作が初。劇中では自らの肉体を極限まで駆使し、ノースタントでアクションに挑戦している。
「たまたまテレビのチャンネルを変えているときに彼女のファイトを見て、釘付けになった。それまで僕はスポーツ全般に対して興味がなかったのに、それほど彼女のファイトと存在感は目立っていたんだ。もともとスパイアクションというジャンルは好きだけど、これまでは自分なりのやり方が見つけられなかった。でもジーナを見て、彼女とならオリジナルなものが作れると思ったんだ」と強き女主人公との運命的な出会いを明かす。

「ジーナを囲む脇役たちを、才能ある素晴らしい人々で固めたかった」と語るように、本作には、ユアン・マクレガー、マイケル・ファスベンダー、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、チャニング・テイタムら豪華男性キャストが結集。名優たちがカラーノ扮するマロリーに見事に打ち負かされていく。
「何度もカメラの前でファイトするのは、身をさらけ出すとても親密なこと。それに映画初出演でマイケル・ダグラスと向き合わなくちゃならないなんて、緊張するものだろう(笑)。でもジーナはとても冷静だったよ」と撮影を振り返り、「劇中で、ユアンとマイケル(・ファスベンダー)が話しているところで、ユアンが『彼女を女性と思うな』とアドバイスする。これはまさにこの映画全体を表していると思うよ(笑)」と笑顔で語った。
民間軍事業者の経営者で元恋人ケネス(マクレガー)から、バルセロナでの人質救出を依頼されたマロリーは、アーロン(テイタム)と手を組み、綿密な作戦と驚異の身体能力でミッションを成功に導く。その活躍を聞きつけ、新たにポール(ファスベンダー)と夫婦を装い、謎の男を追跡する仕事が舞い込む。しかし、何者かに殺人の濡れ衣を着せられたマロリーは、疑惑を晴らすため孤軍奮闘する。
「エージェント・マロリー」は、9月28日から全国で公開。
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