オスカー候補キャシー・ベイツが「リチャード・ジュエル」に出演したかった理由は?
2020年1月16日 13:00
[映画.com ニュース]「アメリカン・スナイパー」「ミリオンダラー・ベイビー」などで知られるクリント・イーストウッド監督の最新作「リチャード・ジュエル」から、キャシー・ベイツのインタビュー映像が公開された。本作の演技で第92回アカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたベイツが、出演を決めた理由を明かしている。
1996年に起きた、アトランタ爆破事件。警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)は、第一発見者として数多く人々を救った英雄として報道されるが、事件からわずか3日後、第一容疑者として実名報道されたことで状況は一転。名誉もプライバシーも奪われ窮地に追い込まれたとき、彼の潔白を信じる弁護士ワトソン(サム・ロックウェル)が立ち上がる。
リチャードの母ボビを演じたベイツは「クリント・イーストウッド監督こそ、この映画に出演した理由よ。昔からずっと彼の映画のファンだった」と振り返り、「アメリカの悲劇を描いた物語にも惹かれたわ」とストーリーについて触れる。
リチャードの実母ボビとも話し合ったというベイツは「彼女の息子は44歳で亡くなっているけど、ボビはこの事件のせいで息子が早死にしたと考えていた」と語る。ジュエルのために会見を開き、実名報道した新聞社に殴り込みをかけた弁護士ワトソンについては「誰も恐れていなく、タフで積極的な人。いつでも堂々としている。ボビは彼を頼りにしていた」と印象を明かし、ワトソンを演じたロックウェルについても「すばらしい演技で彼を描いた」と絶賛している。
「リチャード・ジュエル」は1月17日から全国公開。
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