吉村界人×武田梨奈が“年越し撮影”を敢行! 企画から携わったダブル主演作が製作決定
2020年1月11日 16:00

[映画.com ニュース] 俳優の吉村界人と武田梨奈が、ダブル主演と企画を務めた映画「ジャパニーズ スタイル Japanese Style」の製作が決定した。
本作は“やり残した事”を抱えた2人の男女が、偶然の出会いを果たした大みそかの空港から年越し間際で賑わう横浜までの道中をトゥクトゥク(タイの三輪タクシー)に乗ってさすらうロードムービー。撮影は、2019年と20年をまたぐ大みそかから、1月4日までの計5日間で敢行。「LAPSE ラプス」「想像だけで素晴らしいんだ GO TO THE FUTURE」のアベラヒデノブ監督がメガホンをとっている。
19年の大みそか。巨大な絵を完成させようとする男(吉村)と、袋とじを綺麗に開ける特技を持つ女(武田)が、空港で偶然の出会いを果たした。2人はある事情により、トゥクトゥクに乗って横浜の街をさすらうことに。彼らはその道中で惹かれあっていくが、同時に互いの秘めた過去が明らかになっていく。
新年を迎えるひと時を、スタッフたちとともに“ゼロからの映画制作”に捧げた吉村と武田。「『いつになれば報われる』とか『いつになれば今の日本映画界は輝くんだ』みたいな思いは常にありますが、結局自分は、何かモノ創りや表現という衝動で初めて深い仲になれたり、その人と初めて真剣に対峙できたりするんです。どんな形になっても」という吉村。「だから尊敬する役者さん、監督、プロデューサーさんが隣にいたら時間の過ごし方は、お互い自分に抗うように一緒にモノ作りをする選択肢しかなかったです。今抱えてる不安も歓喜も、一旦全て置いて乗るしかないジェットコースターに自ら僕は乗りました。滑稽かも知れませんが、実体験でも想像でも少しの恥ずかしげもなく監督は自分の心を形にした作品だと思います」と振り返っている。
初めて企画段階から映画製作に携わった武田は「居酒屋で12時間話し合ったり、時に喧嘩したり、私たちは日々、映画への想いをぶつけ合いました。初心の気持ち、初めて味わう気持ち、映画作りの全てをゼロから触れて、私の役者人生において、一生忘れられない瞬間が幾つも訪れました」と述懐。「劇中で出てくる『ジャパニーズスタイル』という言葉は日本語で『袋とじ』と言います。今作は、様々な袋とじから生まれる物語です。このタイミングで、この時代に、この瞬間に、この映画を生み出すことが出来た奇跡を、どうか世界中のスクリーンに届けられますように」と語っている。
「新年を迎えた瞬間、僕たちは撮影中で、しかも本番中だった」と明かすアベラ監督。「12月31日から始まり、1月4日にクランクアップを迎えた僕たちは、まるで浦島太郎みたいな想いで、渋谷を眺めた。やっと帰ってきた。2020年? なんだ2020って? 今は、2019年だろ? そんな感覚! 今も去年に取り残されたままの気分だ。成し遂げるべき事を成し遂げないまま迎える大みそかは、エキサイティングで、地獄だ。吉村界人、武田梨奈演じる主人公はそんな1日を、ドキュメントみたいに、生きた!」とコメントを寄せている。
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