今泉力哉監督×若葉竜也「街の上で」5月1日から劇場公開! 木村和平撮影によるスチール披露
2020年1月10日 07:00
[映画.com ニュース] 今泉力哉監督が下北沢オールロケ撮影で挑んだオリジナル脚本による長編最新作「街の上で」が、5月1日から劇場公開されることが決定。あわせて、今泉監督が自ら編集した超特報第2弾(https://www.youtube.com/watch?v=hSGoBlACG2s&feature=youtu.be)、写真家・木村和平が撮影したスチルがお披露目された。
今泉監督が漫画家・大橋裕之を共同脚本に迎えた本作は、下北沢の古着屋で働く荒川青のもとに訪れる“自主映画への出演依頼”という非日常的な出来事からはじまる数日間を描く。「第11回下北沢映画祭」(2019年10月開催)のプログラムとして初披露され、出町座やアップリンク吉祥寺などで行われた特別上映は、いずれもチケットが即日完売。MotionGalleryでのクラウドファンディングを経て、ついに劇場公開が実現した。
青を演じるのは「愛がなんだ」「生きちゃった」の若葉竜也。青が出会う女性たちとして、「少女邂逅」の穂志もえか(青の元恋人・川瀬雪役)、「十二人の死にたい子どもたち」の古川琴音(古本屋の店員・田辺冬子役)、「お嬢ちゃん」の萩原みのり(美大生の映画監督・高橋町子役)、「写真甲子園 0.5秒の夏」の中田青渚(町子の映画の衣装スタッフ・城定イハ役)が登場し、友情出演として成田凌が参加している。
若葉が「今泉力哉監督と一緒に、映画をつくりました。2020年っていう近未来感がエグい響きの年に、小さな街の小さな物語が皆さんに届きます様に」と願いを込めると、穂志は「今泉監督が切り取る生活の中に生きれたことを幸せに思います。『街の上で』は多くの方に愛される作品になると確信しています。愛しい登場人物たちに何度でも会いに来てください」と胸中を吐露。古川は「思わずくすりとしてしまうような、 絶妙な人間模様が随所に散らばっている、そんな今泉さんの作品が好きだったので、自分もその世界に入れると思うと心が弾み、楽しみながら芝居することができました」と思いの丈を述べている。
萩原は「いつか生で感じてみたいと思っていた今泉組の空気にやっと触れられました。今泉さんの作品を見ると恋愛ってなんでこんなに難しいんだと頭を抱えてしまう。なのにまた人を好きになってしまう。今はただ、この作品が公開されることを心から幸せに思っています」としみじみ。一方、中田は「今泉組に参加させていただくことが決まった際は嬉しかった反面、とても緊張しました。しかし現場では城定イハというキャラクターでいるのがとても心地よく、余計な力を抜いてイハでいられました。この作品に参加できたことがとても嬉しく、劇場公開されることが楽しみです」とコメントを寄せている。
「街の上で」は、5月1日から東京・新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、神奈川・シネマジャック&ベティ、愛知・センチュリーシネマ、大阪・テアトル梅田で公開。なお、今回披露されたスチルは、前売り鑑賞券に付属するステッカー(2種)のビジュアルとして使用されている。
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