国内映画祭の受賞・推薦作品が集結!「第2回 Rising Filmmakers Project」2月14、15日開催
2020年1月8日 17:00

[映画.com ニュース] 映画製作に携わる若い世代の監督・スタッフの作品を広く紹介する上映企画「第2回 Rising Filmmakers Project 次世代を拓く日本映画の才能を探して」が、2月14、15日に東京・京橋の国立映画アーカイブで開催されることが決定した。
本企画には、若手監督を発掘し続けてきた国内映画祭の受賞・推薦作品が一挙に集結する。第1回開催時には「岬の兄妹」(片山慎三監督)、「デッドコップ」「一文字拳 序章 最強カンフー少年 対 地獄の殺人空手使い」(中元雄監督)、「ED あるいは (君がもたらす予期せぬ勃起)」(西口洸監督)、「オーファンズ・ブルース」(工藤梨穂監督)、「センターライン」(下向拓生監督)、「チョンティチャ」(福田芽衣監督)を上映。各監督とのトークイベントには、白石和彌監督、深田晃司監督、山崎貴監督、行定勲監督、アクション監督の下村勇二、脚本家・向井康介といったゲストが参加した。
第2回では、5つの映画祭の受賞・推薦作をラインナップ。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」からは、2019年度のオフシアター・コンペティション部門グランプリ、シネガーアワードを獲得した青春映画「されど青春の端くれ」(森田和樹監督)。「カナザワ映画祭」から届いたのは、愛とセックスの形をめぐる人間ドラマ「愛うつつ」。19年・期待の新人監督入選を果たした葉名恒星が、自らの経験を基に物語を紡ぎあげた。「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」を代表するのは、19年のSKIPシティアワードを獲得した磯部鉄平監督作「ミは未来のミ」。不慮の事故に遭った仲間のため、主人公が“ある約束”を果たそうとする青春ストーリーが描かれる。
田辺・弁慶映画祭は、弁慶グランプリ、キネマイスター賞、観客賞、俳優賞(笠松七海、村田唯)の戴冠という快挙を成し遂げた「おろかもの」(第13回で上映)を選出。監督を芳賀俊&鈴木祥、脚本を沼田真隆が担当した同作は、結婚を目前に控えた兄の浮気現場を目撃してしまった高校生・洋子(笠松)が主人公だ。衝動と好奇心に突き動かされて浮気相手・美沙(村田)と対峙した洋子は、彼女の独特の柔らかさと強さ、脆さに惹かれ、奇妙な“共犯関係”を結ぶ。
「ぴあフィルムフェスティバル」(第41回)の受賞作から選ばれたのは、可能な限り“自分ひとりの力でつくる”スタイルを貫いている中尾広道監督の「おばけ」(PFFアワード2019:グランプリ)。ひとりで自主映画をつくり続ける監督と、彼を見守るはるか宇宙の星たち――誰も知らないささやかな映画制作の過程は、大きな宇宙へとつながってゆく。上映では「ぴあフィルムフェスティバル」後に再編集されたバージョンが披露される。
上映日程は、2月14日に「されど青春の端くれ」(午後2時~3時40分)、「愛うつつ」(同4時45分~6時25分)、「ミは未来のミ」(同7時25分~8時55分)、15日に「おろかもの」(午前11時40分~午後1時50分)、「おばけ」(午後3時10分~同4時45分)。各作品の上映時には、映画祭担当者の解説、ゲストと監督のトークイベントを実施。また15日午後4時50分~5時50分に各監督が一堂に集い、今後の活動を語る(入場無料。トークのみの参加も可能)。
フォトギャラリー
関連ニュース
「ヤバすぎ」の域を超えた、柳楽優弥演じる阿川大悟の裏設定とは? バイオレンスだけじゃない「ガンニバル」の魅力【メイキング・オブ・ガンニバルS2 連載第3弾】
2025年4月11日 18:00
日本屈指のクリエイター陣、シーズン2への継続に安堵 「物語の完結」にこだわり抜いた舞台裏とは?【メイキング・オブ・ガンニバルS2 連載第2弾】
2025年3月27日 18:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー