世界で賛否両論を巻き起こした「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」日本版予告編公開
2019年12月19日 12:00

[映画.com ニュース]「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムが映画化を試みるも、そのたびに製作中止などの憂き目に遭い、9回も頓挫した企画で、構想から30年を経て完成にこぎつけた「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」の日本版予告編と場面写真が公開された。
映画は自らをドン・キホーテと信じる老人と若手映画監督の奇妙な旅路を描き、欧州では「天才のストライク !」「大胆不敵で抱腹絶倒」「とんでもなく感動的」と絶賛されるものの、北米では「狂気に満ちた世界」「意味が全く分からない」と酷評され、世界で賛否両論が巻き起こっている。自らをドン・キホーテと思い込む老人ハビエルを「2人のローマ教皇」のジョナサン・プライス、トビー役を「スター・ウォーズ」シリーズのカイロ・レン役で知られるアダム・ドライバーが演じた。
このほど公開された予告編では、主人公であるCM監督トビーの「アクション」のセリフと共にベートーベンの交響曲第5番ハ短調「運命」に乗せて、ドン・キホーテとトビーの運命的な旅路が ゆっくりと映しだされる。その後テンポを上げながら、羊とキスをするトビー、目玉の付いた奇妙な化け物、豪奢なお城、踊るドン・キホーテなど、夢と現実が入り組んだ唯一無二の独創的な世界へと見るものを誘う。

テリー・ギリアムの大ファンを公言する爆笑問題は、「『叶わない夢』だと思いかけていた映画」(太田光)、「七転び八起きという言葉がありますが、それ以上転んだんですよね? この映画。やっと日本公開。長かったですね。テリー・ギリアム監督もきっと草葉の陰で……ってまだ生きてました! とにもかくにも早く観たいです!」(田中裕二)とコメントを寄せている。
仕事への情熱を失っていた若手CM監督のトビーはスペインの田舎での撮影中、謎めいた男からDVDを渡される。それはトビーが10年前の学生時代に監督し、賞にも輝いた「ドン・キホーテを殺した男」だった。映画の舞台となった村が近くにあることを知ったトビーは、現地を訪れるが、ドン・キホーテを演じた靴職人の老人ハビエルが自分を本物の騎士だと信じ込むなど、村の人々はトビーの映画のせいですっかり変わり果てていた。トビーをドン・キホーテの忠実な従者サンチョだと思い込んだハビエルは、トビーを無理やり連れ出し、冒険の旅へ出る。
「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」は、2020年1月24日TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
(C)2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mat o a Don Quijote A .I.E., Tornasol SLU
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