BB-8に事件発生! ジョン・ボイエガ×オスカー・アイザックが明かす「SW」舞台裏
2019年12月17日 11:00

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」で、元ストームトルーパーのフィン役を演じるジョン・ボイエガと、レジスタンスの優秀なパイロットであるポー・ダメロン役のオスカー・アイザックが来日。ふたりは、劇中のフィンとポー同様、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」で出会って以来友情をはぐくんできた様子。取材中終始笑いを絶やさなかったふたりが、今作の撮影秘話を語った。(取材・文・写真/編集部)
ボイエガ 明かされる。内容は言えないよ(笑)。出自について知ったとき、僕自身は驚かなかった。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のときから感じていたことなんだけれど、フィンは常に人間らしい恐怖心や恐れを持っているキャラクターなんだ。「スター・ウォーズ」に登場するキャラクターはみんな、争いやそこでの爆発なんかにも耐えられる、むしろ普通にやってのける人たち。戦争に対してあまり躊躇しない思考を持っているというか。でもフィンは僕たちのような考え方を持った男で、そんな奴が急に銀河のはるかかなたに連れて来られてしまったようなキャラクターだね。
ボイエガ BB-8の頭の中身が見えてしまったことがあったよね(笑)?
アイザック あったね(笑)! 何度かBB-8の頭が落ちちゃって……。
ボイエガ 修理のために頭を取って端に置いていたことがあって、“脳みそ”が見えちゃったんだ。そしたらデイジー(・リドリー)が、「キャー! BB-8、何があったの!」ってショックを受けてたね(笑)。脳みそ爆発事件さ。
アイザック 「いやー!」ってね(笑)。あれは面白かった。

ボイエガ ロングバージョンの予告編に入っているんだけれど、フィンとポーとチューバッカがストームトルーパーを倒して船を飛び出すシーンがあって、本当に楽しかった。童心に戻ったよ。
アイザック そうだったね! (楽しかったのは)J・Jがアクションシーンも全部長回しで撮ることが大きいよね。廊下を駆け回ったり、火花が散るなかでアクションシーンをやらせてもらえたから、世界観に入り込んでテンションが保てるんだ。
ボイエガ オリジナル・トリロジーから、その時々の時代を反映させている部分はあったと思う。そのころはベトナム戦争が終わった時期で、世界のある地域では全体主義が台頭していて、それに抵抗するような動きがあった。全体主義に関して言えば、今でもそういう側面は見られる。ファシスト的なイデオロギーや極右政権が台頭していたり、人々の恐れを利用して政治を司ろうとすることろもある。そういう意味で、このトリロジーで描かれる“希望”こそが今の世界を反映した結果なんじゃないかな。ケリー・ラッセル演じるゾリのセリフで、「彼らより私たちの方が、集まれば多い」っていうのがある。思いをひとつにした人たちがちゃんと結託すれば、相手に屈することなくチャンスを見出すことができるという意味なんだけれど、これは現代の人たちが聞きたい言葉じゃないかと思うよ。
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は、12月20日に世界公開。

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