クリント・イーストウッド新作の主人公“リチャード・ジュエル”とは何者なのか?
2019年12月10日 10:00

[映画.com ニュース]クリント・イーストウッド監督の最新作「リチャード・ジュエル」の主人公となったのは、一度は英雄とされながらもマスメディアや捜査機関の暴走で容疑者となったひとりの警備員だ。彼の名前は、映画のタイトルと同様の“リチャード・ジュエル”。なぜイーストウッド監督は、ジュエルの物語に興味を抱いたのだろうか。イーストウッドがその理由を語るコメントと、場面写真が公開された。
「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」「15時17分、パリ行き」「運び屋」など、実話をベースに“衝撃の真実”を描いてきたイーストウッド監督。40本目となる新作で描くのは、アトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の“真実”だ。米ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では、リチャード・ジュエル役のポール・ウォルター・ハウザーがブレイクスルー演技賞、母ボビ役のキャシー・ベイツが助演女優賞に輝いている。
1996年、アトランタ・オリンピック開催中に爆破テロ事件が勃発。不審なバックを発見した警備員リチャード・ジュエルの迅速な通報によって、数多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることから、FBIに疑われ、容疑者として逮捕されてしまうジュエル。彼の窮地に立ち上がった弁護士ワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)は、FBIの捜査に異を唱える。
62年12月12日生まれのジュエルは、07年8月27日に死去。存命していれば、今月12日には57歳を迎えるはずだった。爆破テロ事件に遭遇したのは、33歳の頃。爆破物の第一発見者として脚光を浴びたものの、事件発生から3日後にはFBIの捜査情報漏洩によって、第一容疑者として実名報道。世間から犯人扱いされてしまった人物として知られている。イーストウッド監督は「私がリチャード・ジュエルの物語に興味をもったのは、彼がどこにでもいる、ごくふつうの人間だったからだ。この物語は、今、我々の周りで起きていることとすごく似ているんだ」とその理由を明かしている。
「リチャード・ジュエル」は、20年1月17日公開。
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