ベルリン国際映画祭で2冠達成! ワン・シャオシュアイ監督「在りし日の歌」20年4月公開
2019年12月10日 13:00

[映画.com ニュース]第69回ベルリン国際映画祭で最優秀男優賞&女優賞の2冠に輝いた中国映画「So Long, My Son(英題)」が、「在りし日の歌」の邦題で、2020年4月から日本公開されることが決定した。
メガホンをとったのは、「北京の自転車」「我らが愛にゆれる時」で2度のベルリン国際映画祭戴冠を果たした“中国第6世代”の名匠ワン・シャオシュアイ。物語が描かれる時代は、改革開放後“一人っ子政策”が進んだ80年代、経済成長を遂げる90年代、そして2000年代。喜びと悲しみ、出会いと別れを繰り返し、それでもともに生きていく夫婦の姿を、激動の21世紀中国を背景に映し出している。
中国の地方都市で幸せに暮らしていた夫婦のヤオジュンとリーユンは、ある時、大切なひとり息子・シンシンを水難事故で亡くしてしまう。悲しみに暮れる2人は、住み慣れた故郷を捨てることを決意。心許せる仲間とも距離を置き、誰も自分たちのことを知らない町へと移り住む。
主人公ヤオジュンを「薄氷の殺人」「見えない目撃者(2015)」のワン・ジンチュン、リーユンを「黒衣の刺客」のヨン・メイが演じている。見た目だけでなく、年齢を重ねていくにつれて表出する“内面的な変化”をも繊細に演じきった2人について、「見終えた後、彼ら夫婦と長年を共に過ごしたかのような親密な気持ちになる。心に寄り添う素晴らしい演技力!」(ガーディアン)、「美しい映像と音楽、緻密な脚本、そして役者たちが織り成す、見事なアンサンブルだ!」(エンパイア)と海外メディアから絶賛評が集まっている。
「在りし日の歌」は、20年4月から東京・角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
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