のん、“夫”細谷佳正の演技にプレッシャー? コトリンゴの生歌には大感激
2019年12月9日 20:21

[映画.com ニュース] 片渕須直監督の劇場アニメ「この世界の片隅に」に新エピソードを追加した「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」のスペシャルライブ付き特別試写会が12月9日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催され、主演声優・のん、音楽を手がけたコトリンゴが出席した。
2016年11月12日に公開された「この世界の片隅に」は、こうの史代氏の同名漫画を原作に、第2次世界大戦中の広島・呉で前向きに生きようとする女性すず(のん)の姿を描いた。250カットを超える新場面を追加した今作は、すずと遊郭の女性リン(岩井七世)との交流、すずの夫・周作(細谷佳正)とリンの関係などが明かされることによって、前作とは印象の異なる“新たな作品”として再構成された。
コトリンゴによるライブコーナーでは、主題歌「悲しくてやりきれない」と劇中曲「試験栽培」が披露されるとあって、のんはライブ前から「今日は皆さんと一緒にライブを聞きに来たと言っても過言ではないので、楽しみにしています」と興奮の面持ち。コトリンゴの歌声が響きだすと穏やかな表情で熱心に耳を傾け、ライブ終了後は「最高でした! 何度も鳥肌が立って、今日来てよかったって。このまま余韻に浸って、皆さんと一緒に映画を見たいくらい」と瞳を輝かせた。
一方、その歌声で場内を魅了したコトリンゴは「3年前にも歌わせてもらったことがあり、のんさんが監督と舞台の上で見守ってくださったシチュエーションを思い出して。でもその時よりは落ち着いてできたなと思って。3年間一緒に歩いてきている感じがして、曲たちと、この作品と。すごくうれしいです」と感慨深げに振り返る。また、今作のために新たに4曲を書き下ろしたことが話題に上がり「特に思い入れのある曲は?」と問われたコトリンゴは、「心苦しいのですが、今日は流れないんです……」と申し訳なさそうに告白。この日上映されたのは完成版ではないため、コトリンゴが「クラウドファンディングの(クレジットの)ところで流れる曲なんです」と明かすと、のんも「20日に公開されるものでは流れるんですよね!」とフォローしつつ、公開日をアピールしていた。
また、今作のアフレコについて「監督からどのような演出があったのか」と聞かれたのんは、「2日目のアフレコの前に監督にお会いする機会があって。その時は、周作さん役の細谷さんのアフレコを終えた監督から、『周作さん、新しい球投げてますよ!』っていうおどしをうけて(笑)。『気合い入れてね』みたいな感じで言われました」と暴露し、場内の笑いを誘っていた。
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」は12月20日から全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)