「ジョーカー」R指定作品の興収記録を更新
2019年10月29日 11:00

[映画.com ニュース]国内映画ランキングで4週連続首位をキープするなど日本でも大ヒット中のDC映画「ジョーカー」が、R指定作品の世界累計興行収入記録を塗り替えた。米バラエティが報じている。
米ワーナー・ブラザース製作・配給による同作は、DCコミックス屈指の人気キャラクター「バットマン」の宿敵であるジョーカーの誕生秘話を、「ハングオーバー」シリーズのトッド・フィリップス監督、ホアキン・フェニックス主演で映画化したもの。
10月4日から全世界同時公開され、北米ではオープニング興収約9350万ドルの爆発的スタートを切ったのち、2週目の週末も5500万ドルで首位を守りV2を達成。公開3週目の週末には「マレフィセント2」に首位の座こそ明け渡したものの、現在までに北米で2億5860万ドル、その他の地域で5億2950万ドルを稼ぎ出して全世界累計興収を7億8810万ドル(約857億円)とし、史上最高の興行収入を挙げたR指定映画のタイトルを手にした。
同作の製作費は推定6250万ドルと、コミック原作の映画化作品としては近年まれに見る低予算であるため、史上最も利益性の高いスーパーヒーロー映画というダブルタイトルを獲得するのも間近だと、同紙はみている。
「ジョーカー」による新記録樹立を受け、これまで全世界累計興収7億8500万ドルで、R指定作品歴代1位の座を誇っていた「デッドプール2」(2018)の主演俳優ライアン・レイノルズは、さっそく自身のTwitterに悔しまぎれのお祝いメッセージを投稿。路地裏で空に向かい「チクショー!!(Mother F**ker!!)」と叫んでいるジョーカーのビジュアルに、「R指定映画の興収新記録をお祝いするんだから、それ相応のものじゃなくちゃね」というコメントを添え、“俺ちゃん”らしいR指定の祝福を贈った。
ちなみに、R指定作品の全世界累計興収トップ5は「ジョーカー」「デッドプール2」以下、「デッドプール」(7億8200万ドル)、「マトリックス リローデッド」(7億3860万ドル)、「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」(6億9700万ドル)となっている。
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC Comics
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