ロマンチックなシーンを回想した福山雅治、石田ゆり子の「付き合ったら大変そうな方…」にショック!
2019年10月24日 19:44
[映画.com ニュース]芥川賞作家・平野啓一郎氏のベストセラー小説を映画化した「マチネの終わりに」の公開直前イベントが、10月24日に東京・スペースFS汐留で行われ、初共演を果たした福山雅治、石田ゆり子、メガホンをとった西谷弘監督が登壇した。
世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史(福山)は、パリの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子(石田)と出会う。ともに40代という繊細な年齢を迎えていた2人は、出会った瞬間から強く惹かれ合った。洋子には婚約者がいることを知りながらも、蒔野は高まる思いを抑えきれず、愛の言葉を告げる。それぞれを取り巻く現実に向き合うなか、2人の間に思わぬ障害が生じ、思いは決定的にすれ違ってしまう。
印象的な共演シーンを問われ、福山は「2人の部屋で過ごすシーンは印象的。西谷監督が珍しく『もっとちょうだい』っていう(感じだった)。僕、西谷さんとは何度もご一緒させて頂いていますが、(そのテンションは)初めてだった」といい、西谷監督は「僕も必要以上に求めてしまいました」と照れ笑い。石田は「1つ1つの共演シーンがどれも濃いので……何でしょうね?」と福山に水を向けると、「僕はあのロマンチックな夜ですよ」と再び嬉しそうに話し始め、思い入れの強いシーンであることを伺わせた。
この日は福山と石田が約100人の観客を前にトータライザー(アンケート集計機)を使用し、観客が「はい」と答えてくれるような質問を出題、目標人数を目指すという「愛の直感力勝負」が行われた。目標人数が3人に設定され、福山は映画の内容とからめ「『あなたが死んだら私も死ぬ』と言ったことがある人、スイッチオン!」と元気よく出題。すると、見事3人ぴったりという結果に! 福山は大喜びで立ち上がり、「ありがとう!」と会場に感謝を述べ、MCからの「スーパースター、さすがです!」という言葉に満足気にうなずく。観客の恋愛事情に興味津々の福山は、さらに「スイッチを押してくれた3人に聞きますね、その中で相手も『俺も死ぬよ』って言ってくれた人は?」と問いかけるが、トータライザーが弾き出したのは「0人」という悲しい結果。福山は大笑いしながら、「これは3人の方、言わなきゃ良かったね(笑)」と優しく言葉をかけていた。
続いて、同じく3人を目指す石田は「『ミュージシャンと付き合ったことがある方』にしようかな」と考えながら、「こういう(福山さんみたいな)ミュージシャンじゃなくてもいいですけど。こんな付き合ったら大変そうな方……」とポツリ。その言葉に福山は「大変なの(笑)!?」とショックを隠せない様子で、慌ててフォローしようとする石田に「僕は後から楽屋で整理するから大丈夫」としょんぼり肩を落とし、まさかの“失恋”を嘆いていた。
「マチネの終わりに」には、ほか伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行らが共演。11月1日から全国東宝系で公開される。
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