レイ&カイロ・レンの共闘、C-3POの意味深な言葉…「スター・ウォーズ」“最後の予告編”完成
2019年10月23日 15:00
[映画.com ニュース] 大ヒットSFシリーズの最新作「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」の“最後の予告編”とポスタービジュアルが公開された。映像には、光と闇を象徴し戦う運命にあるはずのレイ(デイジー・リドリー)とカイロ・レン(アダム・ドライバー)の共闘にも見えるシーンや、全エピソードで活躍してきたドロイド・C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)が仲間たちに別れを告げるかのような姿など、完結に向けた怒涛の展開がおさめられている。
第1作「スター・ウォーズ」(1977)から40年以上にわたり紡がれてきたシリーズの完結編として、はるか彼方の銀河系を舞台に、スカイウォーカー家をめぐる壮大な物語のフィナーレを飾る本作。最初の3部作「オリジナル・トリロジー」、続く「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」(99)から始まる3部作「プリクエル・トリロジー」では、銀河の頂点に君臨した暗黒卿ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカー、父を倒し平和をもたらしたアナキンの息子ルークの姿が描かれた。しかし、ルークの妹レイアと英雄ハン・ソロの息子カイロ・レンは、祖父ダース・ベイダーに傾倒。ルークの意志を受け継ぎフォースを覚醒させたレイと、カイロ・レンが対峙し、世代を超えた“光と闇の戦い”が繰り広げられる。
予告編の冒頭では、ルークを失った孤独を暗示するかのように、レイがたった1人で走り続ける場面からスタート。「誰もが私を理解していると……本当は違う」と負の感情に引きずられるレイの前に現れたのは、「俺は分かる」と呟くカイロ・レンだった。「ずっと待っていた……。今こそ、お前たちは一つに。終わりが始まる」というシスの暗黒卿パルパティーンの不吉なボイスオーバーが響き渡るなか、レイとカイロ・レンの激しい戦闘はもちろん、力を合わせライトセーバーで何かを叩き壊すカットが映し出され、奇妙な絆で結ばれてきた2人の複雑な関係が垣間見える。
そして、「最後にもう一度だけ、友人たちに」と言葉を発するC-3POを活写。その衝撃に心が追いつかないまま、フィン(ジョン・ボイエガ)、ポー(オスカー・アイザック)、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)ら仲間たちの戦い、レイアに抱きしめられレイが涙を流すシーンが展開される。映像はレイを包みこむような、ルーク(マーク・ハミル)と、16年に亡くなったキャリー・フィッシャーさん演じるレイアによる「フォースと共に」「どんな時も」という名ゼリフで締めくくられている。
ポスターは、ミレニアム・ファルコンをはさみ、青いライトセーバーを握るレイと赤いライトセーバーを構えるカイロ・レンが配置され、光と闇の鮮やかな対立が印象的な仕上がり。しかし、レイは青と赤が交わる色の中に佇んでいる――。先日公開された特別映像でも、黒いフードを被り、ダークサイドを意味する赤いライトセーバーを手にしたレイの姿が切り取られていたため、レイがたどる運命に様々な期待と憶測を生み出しそうな、意味深なビジュアルが完成した。
「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」は、12月20日から日米同時公開。
PR
©2024 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
十一人の賊軍
【本音レビュー】嘘があふれる世界で、本作はただリアルを突きつける。偽物はいらない。本物を観ろ。
提供:東映
知らないと損!映画料金が500円になる“裏ワザ”
【仰天】「2000円は高い」という、あなただけに教えます…期間限定の最強キャンペーンに急いで!
提供:KDDI
グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
【人生最高の映画は?】彼らは即答する、「グラディエーター」だと…最新作に「今年ベスト」究極の絶賛
提供:東和ピクチャーズ
ヴェノム ザ・ラストダンス
【エグいくらい泣いた】「ハリポタ死の秘宝」「アベンジャーズ エンドゲーム」ばりの“最高の最終章”
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
予告編だけでめちゃくちゃ面白そう
見たことも聞いたこともない物語! 私たちの「コレ観たかった」全部入り“新傑作”誕生か!?
提供:ワーナー・ブラザース映画
八犬伝
【90%の観客が「想像超えた面白さ」と回答】「ゴジラ-1.0」監督も心酔した“前代未聞”の渾身作
提供:キノフィルムズ
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。