吉高由里子&横浜流星がダブル主演! 三木孝浩監督「きみの瞳が問いかけている」20年秋公開
2019年10月1日 07:00

[映画.com ニュース] 吉高由里子と横浜流星が、三木孝浩監督がメガホンをとる映画「きみの瞳(め)が問いかけている」にダブル主演することが決定。10月中旬にクランクインし、2020年秋に全国公開される予定だ。
原作は、チャールズ・チャップリンの名作「街の灯(1931)」にインスパイアされた韓国映画「ただ君だけ」(出演:ソ・ジソブ、ハン・ヒョジュ)。2011年の第16回釜山国際映画祭のオープニング作品として上映され、韓国では130万人以上の観客動員数を記録している。吉高が演じるのは、不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく生きようと奮闘する女性・明香里。一方、横浜は、将来を有望視されていたキックボクサーだったものの、過去の事件によって心を閉ざし、今は日雇いバイトで食いつなぐ毎日を送る無口な青年・篠崎塁に扮する。
不慮の事故で視力と家族を失いながらも、毎日を明るく生きていた明香里は、管理人のおじさんと間違えて、心を閉ざした青年・塁に話しかける。屈託なく話しかけてくる明香里の笑顔に、心を開いていく塁――次第に2人の距離は縮まり、互いに惹かれあっていった。だが、明香里が失明した事件と、塁の過去に関わりがあったことが発覚。塁は、彼女の目の手術代のため、不法な賭博試合のリングに再び立つことを決意する。
三木監督とは「僕等がいた」(前篇、後篇)以来のタッグとなる吉高。「脚本を読ませていただいたとき、目が見えなくなっても、明るく前向きに生きていこうとする彼女がすごく魅力的だなと感じました。またひとりの男性と出会うことによって変化していく互いの運命の残酷さと儚い部分を表現できればと思います。難しい役への挑戦となりますが、今回三木監督とまたご一緒できることがとても心強いです」と胸中を吐露している。
横浜は「台本を読んで、愛についてすごく考えさせられました。孤児な男がひとりの女性に出会い、惹かれ、閉ざしていた心を開いていく姿を繊細に表現出来たらと思います。また、人を愛することの素晴らしさをこの作品を通して伝える事が出来れば良いなと思います」と意気込む。「個人的には、今キックボクシングの練習をしつつ、肉体改造もしています。空手が身体に染み付きすぎていて、キックボクサーの動きに修正する作業はとても難しいですが、撮影が楽しみで仕方ないです」と現場入りを心待ちにしているようだ。
三木監督は「自分にとってターニングポイントとなった作品『僕等がいた』でご一緒した吉高由里子さんは、まさに戦友のような存在であり、またこうしてタッグを組めることを本当に嬉しく思います!」と念願の再タッグに充実の面持ち。「そして、今もっとも勢いがあり、ほとばしる熱量を内に秘めた俳優・横浜流星くん。この2人がどう化学反応を起こすのか? 今から本当に楽しみです!!」とコメントを寄せている。
「きみの瞳(め)が問いかけている」は、20年秋に全国公開。
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