アニエス・バルダのセルフ・ポートレイト 遺作ドキュメンタリーと旧作2本、12月21日同時公開
2019年10月1日 13:00

[映画.com ニュース]ヌーベルバーグの祖母と呼ばれ、今年3月に90歳で死去したアニエス・バルダ監督の遺作ドキュメンタリーが 「アニエスによるヴァルダ」に決定 、日本劇場初公開となるデビュー作「ラ・ポワント・クールト」(1954)、「ダゲール街の人々」(75)とともに、 特集上映「RENDEZ VOUS avec AGNES アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」と題し、12月21日の公開が決定、このほどポスタービジュアルと予告編がお披露目された。
「ラ・ポワント・クールト」で劇映画デビューを果たした1954年から 、2017年にJRと共同監督した「顔たち、ところどころ」まで、長きにわたるキャリアの中で40本以上の短篇、長編劇映画、ドキュメンタリーを監督。ヌーベルバーグを代表する女性監督としてのみならず、写真家、ビジュアルアーティストとしても活動した。
2019年2月のベルリン国際映画祭に登壇した1カ月後の訃報に世界中が悲しみ、「百一夜」など 3本のバルダ作品に出演したカトリーヌ・ドヌーブは「アニエスの人生で驚くべきは、若くして写真家として活動を始めてから最期の時まで70年近く創造の仕事を追求していたこと。そのことが一番感動的でした」、マーティン・スコセッシ監督は「アニエスは、人生でも芸術でも誰の足跡もたどらなかった。彼女に会えたことを幸運に思う。そしてすべての若い映画人に、彼女の作品を観てほしい」と追悼した。
今回公開される遺作「アニエスによるヴァルダ」は、半世紀以上に渡る創作活動をバルダ自身が情熱とユーモア溢れる口調で語りつくし、貴重な映像とともに綴るキャリアの集大成的セルフ・ポートレイト。予告編では、遺作のほか、記念すべき劇映画デビュー作「ラ・ポワント・クールト」 、自身が事務所兼住居を構えるパリ14 区、ダゲール通りに暮らす人々を点描した「ダゲール街の人々」を紹介しながら、「長年この仕事を続けてきた理由を話しておくわ。キーワードは3つ。“ひらめき”と“創造”そして“共有”」 というバルダの言葉で締めくくられている。
ポスタービジュアル は、 映画 「創造物たち」(66)を撮影中の30代後半のバルダ監督の写真とバルダ本人による直筆サインを使用した。
特集上映「RENDEZ VOUS avec AGNES アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」(http://www.zaziefilms.com/agnesvarda/)は、 12月21日からシアター・イメージフォーラム他全国順次公開 。
(C)cine tamaris 2018
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