ラ・ポワント・クールト

劇場公開日:

ラ・ポワント・クールト

解説

フランスの名匠アニエス・バルダ監督が1955年に手がけた長編劇映画デビュー作で、ヌーベルバーグの先駆的存在となった作品。南フランスの小さな漁村を舞台に、生まれ故郷に戻ってきた夫と、パリから彼を追って来た妻、終止符を打とうとしている一組の夫婦を描く。主演は「ニュー・シネマ・パラダイス」のフィリップ・ノワレと「双頭の鷲」のシルビア・モンフォール。アラン・レネが編集を担当。19年12月、バルダ監督の遺作となった「アニエスによるヴァルダ」を含む特集企画「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」で、日本劇場初公開。

1955年製作/80分/フランス
原題:La Pointe Courte
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2019年12月21日

スタッフ・キャスト

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(C)1994 AGNES VARDA ET ENDFANTS

映画レビュー

3.5オムニバスのような、ドキュメンタリーのような‼️

2024年6月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

幸せ

倦怠期を迎えた夫婦。夫は故郷へ帰り、妻は離婚話を進めるべく夫の故郷へ。散歩しながら話し合う二人・・・‼️漁民たちが禁漁区で漁をする過酷な故郷の日常を見た妻の気持ちが少しずつ変化し、さらに夫婦の会話で夫婦関係が改善され、希望を見出す様が淡々と描かれた会話劇‼️地味な作品ですけど、二人の会話シーンと故郷の村の生活風景を並行して描く構成が秀逸ですね‼️複雑に絡む事もなく、二人の会話でリアルな夫婦像が浮かび上がってきて、ヒジョーに見応えがあります‼️,

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活動写真愛好家

0.5すったもんだするだけの話。

2022年12月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5【南仏の小さな海辺の町の人々の生きる姿と並行して描かれる、愛が覚めつつある夫婦の観念的な愛の会話。ウーム、ヌーベルバーグ・・。】

2022年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■アニエス・ヴァルダ監督作品は、劇場では「顔たち、ところどころ」しか鑑賞したことが無い。
だが、その後配信で少しづつ、ドキュメンタリー作品を観て、嵌った。
 今作は、アニエス・ヴァルダ監督の長編デビュー作だそうだが、(1955年!)、「ヌーベルバーグの祖母」と呼ばれている事は、知らなかった。
 せめて、「ヌーベルバーグの母」に呼称を変えられないだろうか・・。

◆感想

 ・上記の様に、私はアニエス・ヴァルダ監督作品は、ドキュメンタリー作品しか観たことが無かったので、作品の構成も含めて、”斬新であるなあ”という感想を持った。

 1.メインストーリー
  ある若い男(フィリップ・ノワレ:アルフレードじゃないか!当たり前だが若い・・。)が12年ぶりに故郷の南仏の小さな海辺の町へ戻ってくる。
  その数日後、彼の妻(シルヴィア・モンフォーレ)が後を追ってやってくる。
  結婚して4年目を迎える2人は倦怠期で、妻は離婚を告げるかどうか迷っているようだ・・。
  愛に関する観念的な会話を重ねながら村を散策する夫婦。
  だが妻は夫の故郷で生きる人々の姿を知ることで、少し心境の変化が訪れる。

 2.サブストーリー
  南仏の小さな海辺の町、ポワント・クールトで暮らす貧しき人々の姿が描かれる。
  小さな男の子が、急な病で亡くなってしまったり、衛生局の検察官と漁師たちの駆け引きや、水上槍合戦の風景などが、生き生きと描かれる。

<ビックリなのは、何時か上記、メイン・サブストーリーが交わるのかと思いきや、交わらないのである。但し、町の人々の生きる姿を見た妻は、夫との愛を諦めかけようとしていた自分の気持ちに微かな変化が訪れる事を感じて行くのである。
 そして、その描き方の匙加減が絶妙なのである。
 アニエス・ヴァルダ監督のドキュメンタリーではない作品を、もう少し見て見たくなった作品である。>

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NOBU

3.0頭で愛する 心で愛する

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Masa_king01