オダギリジョー、健康診断で長編初監督を決意「残された自分の時間を考えた」
2019年9月10日 12:00

[映画.com ニュース] 俳優のオダギリジョーが9月9日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で会見し、長編監督デビューを飾った「ある船頭の話」について、海外メディアとの質疑に応じた。
先日閉幕した第76回ベネチア国際映画祭では、イタリアの批評家が選出する「ベニス・デイズ」部門に選出され、オダギリ監督は主演の柄本明、共演する村上虹郎と現地入り。「自分が想像している以上に、本当に温かい拍手をいただき、幸せでした。逆にあまりに反応が良すぎて、居心地の悪さも(笑)。とても自信になりました」と報告した。
橋の建設が進む山村を舞台に、川岸の小屋に暮らし、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチ(柄本)が、時代の変化と突如目の前に現れた少女によって、人生を大きく狂わされていく。村上がトイチを慕う村人・源三を、新人の川島鈴遥が謎めいた少女役を演じている。

今回、満を持して長編監督に挑んだ理由について「いくら作りたいと思っても、俳優の立場を利用し、甘えて撮るのはいいことじゃないと思っていた。(俳優なので)フェアな評価もいただけないような気がして、これだけの時間がかかった」と説明。さらに「詳しくは話せないんですけど」と前置きし、「健康診断の結果が、あまり良くなくて。大げさな話、残された自分の時間を改めて考えて、やっぱり映画が撮りたいと思った」と神妙な面持ちで語った。
俳優であるオダギリが、俳優陣を演出することについて問われると「信頼している先輩たちをお呼びしているので、芝居をつけるのは避けました。(俳優が)役を考えるのは当たり前ですし、深めるのが役目。こちらが説明するのは野暮ですよね」。外国人通訳が「野暮?」と日本人特有の概念に戸惑いを見せると、オダギリ監督は「うーん、まあ『必要ないこと』って意味ですね」とフォローする一幕もあった。
映画には伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史、草笛光子、細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功らが共演。撮影監督はクリストファー・ドイル(「ブエノスアイレス」「恋する惑星」)が撮影監督を務めたほか、ワダエミが衣装デザインを担当し、音楽を映画音楽初挑戦となるアルメニア出身のジャズピアニスト、ティグラン・ハマシアンが手がける。「ある船頭の話」は、9月13日から新宿武蔵野館ほか全国公開。
(C)2019「ある船頭の話」製作委員会
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

「鬼滅の刃」無限城編&超人気アニメ映画が【500円】で観られる!
【絶対にこの記事を読んでから観て】確実に損しないオトク情報
提供:KDDI

売春婦殺人事件、深刻な麻薬汚染…
遺体発見。妹でないことに、少しだけ安堵した。【現代の闇を描く、注目の衝撃作】
提供:BS10スターチャンネル

絶対に開かないでください。
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい
提供:ワーナー・ブラザース映画

雪風 YUKIKAZE
【観て、心から本当によかった】「コード・ブルー」「海猿」に涙した人にもオススメしたい新たな傑作
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、バンダイナムコフィルムワークス

なんだこのぶっっっとんだ映画は!?
【観ないのは映画人生の損失?】狂気的なクオリティでぶち抜く“常識外れの超高評価作”
提供:東映

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【ボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生の物語。そのままの君が、好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある!
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を“まさかの方法”でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券