宮沢氷魚が映画初主演 今泉力哉監督が描く男性同士の恋「his」2020年1月24日公開

2019年7月30日 05:00

同性愛者が直面する社会問題や法的問題などにも切り込む
同性愛者が直面する社会問題や法的問題などにも切り込む

[映画.com ニュース]俳優の宮沢氷魚が、2020年1月24日公開予定の今泉力哉監督の最新作「his」で主演を務めることがわかった。今泉監督が初めて男性同士の恋愛を題材に、同性カップルが親権獲得や周りの人々への理解を求めて奮闘する姿を描く作品で、宮沢にとって初の映画主演作となる。

宮沢が演じるのは、周囲にゲイだと知られることを恐れ、東京から田舎にやってきた主人公・井川迅(いがわしゅん)。宮沢は「初主演映画を今泉力哉監督はじめ、素晴らしいキャスト、スタッフのみなさんと作れたことをとても嬉しく思っています。僕は光栄なことに、小さい頃から多国籍、多文化な環境で育ちました。同級生にはゲイ、バイセクシュアルの人もいて、LGBTQへの認識や理解は常識だと勝手に思っていましたが、日本ではまだまだそんなことはなく、何もできない自分にむずむずしていました。今回このお話が来て、素直に嬉しく、絶対に引き受けたいと思いました」と初主演映画への意気込みを語る。

そして、迅が恋焦がれる日比野渚(ひびのなぎさ)役は、今泉監督の「アイネクライネナハトムジーク」にも出演している藤原季節。ゲイであることを隠しながら、女性と結婚し、良きイクメンを演じる藤原は「迅役が宮沢氷魚でなければあの苦しい撮影を乗り越えることは出来ませんでした。映画の一秒一秒が本当に僕の宝物です。この宝物を苦しみながら生み出しプレゼントしてくれた今泉力哉監督をはじめとした「his」チームの皆に心から感謝します。早くこの宝物を日本中に届けたいです」と撮影を振り返る。

愛がなんだ」(19)のヒットが記憶に新しい今泉監督は、「LGBTQの人々の葛藤についてを主題にした映画をつくることは意識的に避けてきました。その方が逆に差別的ではないかと考えていたからです。でもこのお話を脚本のアサダさんからいただいて、自分にしかつくれないものもあるのかなと思い、引き受けました」と本作を制作するにあたっての心境を明かしている。

共演者は、渚の妻・玲奈に松本若菜、迅に恋する美里を松本穂香、迅と渚を優しく見守る近所の人々を鈴木慶一根岸季衣、親権を争う裁判を担当する弁護士役に堀部圭亮戸田恵子ら実力派が名を連ねている。

his」は、2020年1月24日から、新宿武蔵野館ほか全国で公開。

(映画.com速報)

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