米アマゾン版「ロード・オブ・ザ・リング」にJ・A・バヨナ監督
2019年7月5日 11:00
[映画.com ニュース] 米アマゾン・スタジオが、準備中のテレビドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」の演出家として、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」のフアン・アントニオ・バヨナ監督の参加が決定したと、米Deadlineが報じている。
昨年11月、アマゾンは英作家J・R・R・トールキンの遺産管理団体から「指輪物語」の映像化権を2億5000万ドル近い巨額で獲得し、企画開発を続けてきたなかで第二紀の新たな物語が描かれることになる。「ホビット」ならびに「指輪物語」は第三紀が舞台だったため、前日譚となる。
そしてこのほど、演出家としてスペイン出身のバヨナ監督の参加が発表された。2話の演出を手がけるだけでなく、制作総指揮を務めるという。「指輪物語」の大ファンだというバヨナ監督は、「世界中の視聴者を中つ国に案内し、これまで描かれることのなかった第二紀の素晴らしい物語を伝えることが待ち遠しくてたまりません」と抱負を語っている。
ショーランナーとして同シリーズの指揮を執るのは、「ジャングル・クルーズ(原題)」や、パラマウント・ピクチャーズが準備中の「スター・トレック4」の脚本を手がけた脚本家コンビ、J・D・ペインとパトリック・マッケイ。脚本家チームには、ジェニファー・ハッチソン(「ブレイキング・バッド」)、ブライアン・コグマン(「ゲーム・オブ・スローンズ」)といったベテランのテレビ脚本家が参加している。
バヨナ監督は、ギレルモ・デル・トロ監督が製作総指揮を務めた「永遠のこどもたち」(07)で長編映画デビュー。「インポッシブル」「怪物はささやく」を経て、人気シリーズ最新作「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を担当。また、テレビドラマ「ナイトメア ~血塗られた秘密~」では2話演出を手がけている。