「男はつらいよ」最新作、特報完成! 超貴重な限定商品“寅んく”が12月発売
2019年6月28日 08:00
[映画.com ニュース]国民的人気映画シリーズの50作目となる「男はつらいよ お帰り 寅さん」のティザーポスターと特報映像が、このほど初披露された。
1969年8月27日、第1作「男はつらいよ」が封切られてから50年。シリーズ50作目となる22年ぶりの最新作は、故渥美清さんが演じてきた車寅次郎の甥(おい)である満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて思いを寄せたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。別々の人生を歩んできたふたりを軸に、さくら(倍賞千恵子)、博(前田吟)、“くるまや”を取り巻く人々の現在が描かれる。
物語の始まりは、諏訪満男の妻の七回忌の法要。柴又の帝釈天の参道に昔あった「くるまや」の店舗は新しくカフェに生まれ変わり、その裏手に昔のままの住居がある。法事のあと、ひとしきり昔話に花が咲く。寅次郎がマドンナを連れてくるたび、家中が大騒ぎ――あれから半世紀の歳月が流れたのだ。
サラリーマン生活の合間に書いた作品が認められて小説家になった満男は、ある日偶然、一度は結婚の約束までした女性・及川泉に再会することに。「君に会わせたい人がいる」と泉に告げ、彼女を小さなジャズ喫茶へ連れて行った満男。その店を経営していたのは、20年以上前に奄美大島で会った寅次郎の恋人・リリーだった。懐かしい人たちとの再会、そして思い返す寅さんのこと――それらの出来事は、満男と泉にあたたかい“何か”をもたらしていく。
「ただいま。このひと言のために、旅に出る。」というコピーが添えられたティザーポスターは、帽子に腹巻、格子柄のダブルのジャケット、足は雪駄、手にはトランクを持つ“寅さん”の姿を活写。特報は「困ったことがあったらな、風に向かって俺の名前を呼べ」という寅次郎の語りからスタート。シリーズ歴代作品のポスターが次々と浮かびあがり、お馴染みのキャストたちが“寅さん”を呼ぶ声が聞こえた後、桑田佳祐による主題歌「男はつらいよ」のイントロが鳴り響く。
また、シリーズ初の4Kデジタル修復版ブルーレイとなる50周年記念限定商品「復刻“寅んく”4Kデジタル修復版ブルーレイ全巻ボックス(51枚組)」(完全数量限定生産:本日より予約開始)が発売されることが決定。山田洋次監督が総合監修を務め、寅さん愛用の鞄を模した特製トランクケースに、4Kデジタル修復版ブルーレイ(全49巻)のほか、特典映像ディスク2枚、50周年記念グッズ、貴重な資料が収められている。12月25日発売となり、価格は19万円(税抜き)。4Kデジタル修復版の単品ブルーレイ(各巻2800円:税抜き)も同日にリリースされる。
「男はつらいよ お帰り 寅さん」は、12月27日に全国公開。
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