ロバート・レッドフォード、引退作で実現したトム・ウェイツとの共演は「神の恵み」
2019年6月20日 17:00

[映画.com ニュース] ロバート・レッドフォードの俳優引退作「さらば愛しきアウトロー」の新たな場面写真とメイキングカットがお披露目され、アウトローな強盗犯役として出演を果たしたトム・ウェイツのコメントが到着した。
1980年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーを描く。強盗ではあるが、発砲もしなければ暴力も振るわない犯行スタイルを貫いたタッカーをレッドフォードが演じ、それを追う刑事役で「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックが共演。「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」などのデビッド・ロウリー監督がメガホンをとっている。
グラミー賞に7度ノミネート、2度の受賞を経験し、2011年にはロックの殿堂入りを果たした音楽界の“酔いどれ詩人”ウェイツ。本作には、タッカーの仲間のひとりであるウォラー役として参加している。「(本作は)まるで、現代版のウェスタン映画みたいだ。デビッドは脚本家として確かな目、耳、そして『言葉』を持っている」とロウリー監督を激賞すると、レッドフォードに加え、シシー・スペイセク、ダニー・グローバーといった「素晴らしい俳優」との共演について「まるで、パーティーの出席者を聞いて、そのたびに感動しているみたいな気分だ。ともかくキャスティングが最高なんだ」と語っている。
そして、自身が演じるウォラーを「フォレストに比べて、より典型的な犯罪者のタイプだ。あまり恵まれた境遇じゃない」と説明。「10年間刑務所にいて、多くの過ちを犯した。自分の居場所が社会になかったんだよ。フォレストとは、ずっと一緒に組んでいたんだ。フォレストは冷静沈着だったから、ギャングのリーダーになれたのさ」と冷静に分析している。
お披露目された場面写真は、ウォラーがタッカーの背後から、ブラックスーツで獲物を狙うような鋭い視線を送る光景や、シボレーのクラシックカーに肘をかけて遠くを見つめている様子などを活写。メイキングカットは、レッドフォードとの共演シーン、ロウリー監督とのディスカッションの風景をとらえている。レッドフォードとロウリー監督は、ウェイツについて「トムの音楽のファンだったんだ。共演できるなんて神の恵みだと思った。後が怖いね(笑)」(レッドフォード)、「彼は文句なしに、私たちのヒーロー」(ロウリー監督)とコメントを寄せている。
「さらば愛しきアウトロー」は、7月12日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
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