クリント・イーストウッド新作にオリビア・ワイルド、ジョン・ハムが出演
2019年6月20日 12:00
[映画.com ニュース] アトランタ五輪爆破テロ事件を題材にした米ワーナー・ブラザース製作、クリント・イーストウッド監督の新作「Richard Jewell(原題)」に、オリビア・ワイルドとジョン・ハムが出演することがわかった。本作は、ポール・ウォルター・ハウザー(「ブラック・クランズマン」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」)、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツの出演がすでに決定している。
「Richard Jewell(原題)」は、1996年のアトランタ五輪開催中に爆弾を発見したことで、人生を大きく狂わされた警備員リチャード・ジュエル氏の実話を描く。巡回中に爆弾の入った不審なリュックサックを見つけ、多くの犠牲を未然に防いだジュエル氏は、不可解な点があるとして英雄から一転、マスコミでテロ容疑者扱いされた。のちに真犯人が捕まり無実は証明されたものの、報道によって人生を踏みにじられたジュエル氏は、2007年に44歳の若さで心臓発作により死去した。
映画はハウザーがジュエル役で主演し、サム・ロックウェルがジュエルの弁護士役、ベイツがジュエルの母ボビー役で共演。米Deadlineによれば、ワイルドは事件を報じた実在のレポーター、キャシー・スクラッグス役、ハムはFBI捜査官役を演じる。
脚本は「キャプテン・フィリップス」のビリー・レイが執筆。当初主演を務める予定だったジョナ・ヒルとレオナルド・ディカプリオ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー、イーストウッドが共同で製作を手がける。