湯浅政明×松本大洋×野木亜紀子で劇場アニメ「犬王」製作 能楽題材のミュージカルアニメーション
2019年6月12日 18:00

[映画.com ニュース]古川日出男氏の小説「平家物語 犬王の巻」を長編アニメ化する「犬王」の製作が決定し、ミュージカルアニメーションとして2021年に公開予定であることが発表された。「夜は短し歩けよ乙女」「夜明け告げるルーのうた」を手がけた湯浅政明が監督、「ピンポン」などで知られる漫画家・松本大洋氏がキャラクター原案を務め、テレビアニメ「ピンポン THE ANIMATION」以来の再タッグが実現。「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」の脚本家・野木亜紀子がアニメーション映画の脚本に初挑戦し、サイエンスSARUがアニメーション制作を担う。
原作小説「平家物語 犬王の巻」は、「平家物語」の現代語訳を手がけた古川氏が、同作に連なる物語として、南北朝~室町期に活躍した能楽師・犬王の一生を描いた。題材となった犬王は、「平家物語」では「後世に多大な影響を与えた」「作品はいっさい既存していない」と記されており、湯浅監督は「歴史にはわずかにしか書き記されていない、『犬王』という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。……これは面白くなるしかないですね。楽しみにしててください!」と自信をのぞかせている。
松本氏は、「湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています。僕も邪魔にならないように、少しでも力になれたらうれしい」と話し、アニメ映画初挑戦の野木は「古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍もでき上がりの予想がつきません。松本さんのキャラクターと湯浅監督が織りなす『犬王』がひたすらに楽しみです」と期待を寄せている。
さらに古川氏は、アニメ化を受けて「私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ」とコメントしている。
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