西島秀俊「感無量です」 主演作「空母いぶき」快進撃で早くも興収10億目前
2019年6月8日 10:00
[映画.com ニュース] 俳優の西島秀俊が6月7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演作「空母いぶき」の大ヒット御礼舞台挨拶に出席した。5月24に全国331スクリーンで封切り。配給のキノフィルムズによると、公開15日目で観客動員70万人を突破し、興行収入10億円目前のヒットを記録しており、西島は「見ていただいて完成する作品だと思っていたので、感無量です。うれしいです」とファンに感謝を伝えた。
「沈黙の艦隊」で知られるかわぐちかいじ原作のベストセラーコミックを、若松節朗監督(「沈まぬ太陽」「柘榴坂の仇討」)が実写映画化した海洋アクション。世界が再び「空母の時代」に突入した20XX年を舞台に、日本が国籍不明の軍事勢力から攻撃を受けるなか、初の防衛出勤を命じられた自衛官たちの奔走を描く。
西島は航空自衛隊のパイロットとしての実績を買われて、いぶき艦長に抜てきされた秋津竜太を演じており、「今日はこうして皆さんと楽しく過ごしていますが、今この瞬間も、文字通り、命がけで平和を維持するため、自衛官の皆さんが頑張ってくださっている」と真摯な発言。「面白さはもちろん、テーマも深い作品。より一層、今の平和の大切さを強く感じました。ぜひ、映画を通して、平和について語っていただけたら、こんな幸せなことはありません」と話していた。
舞台挨拶には共演する山内圭哉、和田正人も出席。劇中に登場する「いぶき」識別帽をプレゼントする抽選会も行われ、幸運な10人が西島から品物を受け取った。当選者のなかには、10回鑑賞したというファンもおり、キャスト陣は感謝の気持ちを新たにしていた。