藤原竜也主演の実写「カイジ」9年ぶり新作が決定! 共演に福士蒼汰、新田真剣佑、関水渚ら
2019年5月31日 05:00

[映画.com ニュース] 藤原竜也主演で福本伸行氏の人気漫画を実写映画化した「カイジ」シリーズが、約9年ぶりに復活することがわかった。タイトルは「カイジ ファイナルゲーム」(2020年1月10日公開)で、福本氏が脚本に携わり「原作にはない4つのオリジナルゲーム」を考案。藤原が引き続き主演し、ほか福士蒼汰、関水渚、新田真剣佑、吉田鋼太郎ら豪華な面々が共演する。
1996年から「ヤングマガジン」(講談社刊)で連載が始まり、シリーズ累計発行部数2100万部を超える大人気漫画が原作。藤原主演で2009年に「カイジ 人生逆転ゲーム」(興行収入22.5億円)、11年に「カイジ2 人生奪回ゲーム」(同16.1億円)が公開され、18年には中国版「カイジ 動物世界」(リー・イーフォン&マイケル・ダグラス共演)が製作されている。
シリーズ最終章となる今作は、福本氏が完全オリジナルストーリーを創出。「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」という4つのゲームが登場し、カイジが一世一代の大博打に打って出る。福本氏は「実はこの脚本は、ほぼほぼ4年ほど前に出来ていた。が、そこから、なかなか、前に進めず…。でも、待てば海路の日和あり、ついにこの度、公開決定となりました。有難い!」と語り、「虚と実。実と偽。やっちゃいけないギャンブルの数々を、またみんなにお見せできる運びとなり、本当に嬉しい。是非、映画館で『カイジ』でしか味わえない感覚・感動・歓喜・なんだったら、僥倖を味わっていただきたい! 唯一無二、翻弄される快感、『カイジ・ワールド』9年ぶりの公開です! 結構、あいだ、開いたー!」とコメントを寄せている。
博打に魅入られたダメ人間・カイジに3度扮するは、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍する藤原だ。「日常ではなかなか経験できない世界を描いていて、日頃抱えている社会に対する思いなどを代弁者のようにスッキリ見せてくれるのが『カイジ』。今回も原作の福本さんの世界観を見事に表現してくれていて、度肝を抜かれました」と明かし、「一般的なレベルの温度での芝居をしていたら『カイジ』の世界では通用しないので、脳みそが疲れて大変でしたが(笑)、新キャストの方々のいろんな才能と交われたのが非常に面白かったです。今回は展開が盛りだくさん。ここまでやっていいのかってぐらいてんこ盛りなので、ぜひ期待して見に来て欲しいです」と期待をあおった。

高倉浩介役の福士は、「藤原さんとの共演は夢でもあったのですが、実際に現場でご一緒させていただいて、学ぶことがたくさんありました」と充実の様子。廣瀬湊(ひろせ・みなと)役の新田は「藤原さんとは以前からプライベートでも仲良くさせて頂いていて、今回初めて芝居で共演する事ができました。現場で会った藤原さんはいつもの雰囲気とは違って本物の“カイジ”で、とても興奮しました」と振り返り、黒崎義裕役の吉田は「あの藤原竜也カイジとの真っ向勝負なので、いつにも増して気合が入りました。普段共演の多い藤原君ですが、流石に彼の当り役カイジは手強かったです」と述べた。
また「町田くんの世界」のヒロイン役に抜てきされた関水は、今作では桐野加奈子という女性を演じており、「1作目のカイジが公開された時、私はまだ小学生で、面白くて仕方がないカイジの続編に将来自分が携わることができるなんて、夢にも思いませんでした」と話している。「カイジ ファイナルゲーム」は、撮影はすでに終了しており、20年1月10日に全国で公開される。
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