山崎賢人×百瀬義行監督「二ノ国」声優にムロツヨシ&伊武雅刀 8月23日に公開決定
2019年5月24日 11:00
[映画.com ニュース]スタジオジブリ出身の百瀬義行が監督、山崎賢人が主演を務めるアニメ映画「二ノ国」が8月23日に公開されることが決定した。あわせて追加キャストも発表され、ムロツヨシと伊武雅刀の出演が明らかになった。
人気RPGシリーズをアニメ化する本作は、現実世界「一ノ国」と、一ノ国と並行する魔法世界「二ノ国」の2つの世界が舞台。二ノ国には、一ノ国と同じ顔の人間たちが存在し、同じ顔の者同士は命もつながっている。車椅子の高校生ユウと親友のハルは、迷い込んだ二ノ国で、幼なじみのコトナにそっくりなアーシャ姫に出会ったことをきっかけに、大切な人の命をかけた“究極の選択”を迫られる。アニメ声優初挑戦の山崎のほか、宮野真守、津田健次郎、坂本真綾、山寺宏一、梶裕貴ら豪華声優陣が結集している。
「ボス・ベイビー」の吹き替え以来の声優業となるムロは、ユウが幼少期に出会った不思議なおじいさん役を演じる。物語に大きな影響を及ぼす重要な役どころだが、「ボス・ベイビー」の赤ちゃん役に続いて、今度は老人役となるため「どうして私には年相応の実年齢の役がこないのかと思いました」とジョークを飛ばしつつ、「実はちょっとおかしな謎めいたおじいさんで、やりがいがありました! 普通のお芝居と違って、とても楽しく演じさせていただきました!」と明かしている。
一方の伊武は、二ノ国のエスタバニア王国を治めるフランダー王役を担当。かつては「宇宙戦艦ヤマト」シリーズにも出演していたが、本格的な声優業は約10年ぶりとなるため「完璧な体調で臨もうと、前日は酒を一滴も飲まずに早寝をし、当日は朝日を浴びながら新緑の中を散歩してスタジオ入りしました」と気合十分。「今回の役は二ノ国の国王であり、愛する娘の行く末を心配する父親でもあります。王としての威厳、国の危機に対する苦悩、そしてひとり娘への慈愛に満ちた父親としての存在感。それらを画面から感じ取って頂ければ幸いです」と述べている。
製作総指揮・原案・脚本を務めるレベルファイブの日野晃博氏は、「ムロさんと言えば、いつも笑える不思議なキャラクターを演じることが印象的ですが、今回も謎を秘めたお爺さんの役。ひょうきんでかつ、シリアスという、つかみどころのない存在です」と説明。さらに、「伊武さんは声に一国を率いる存在感と威圧感がおありで、僕らの世代からすると、なんといってもデ〇ラー総統のイメージです(笑)。この作品では娘のアーシャ姫への愛情を、声から感じるような素敵なキャラクターになりました」と太鼓判を押している。
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