なぜ蜂起した英国市民は虐殺されたのか? マイク・リー最新作「ピータールー」予告編
2019年5月23日 13:00

[映画.com ニュース]イギリスの名匠マイク・リーが、19世紀初頭のイギリスで起きた「ピータールーの虐殺」を映画化した「ピータールー マンチェスターの悲劇」の日本版予告編が公開された。塚本晋也監督がナレーションを担当し、武装した政府軍が丸腰の民衆に向けて突入するという、英国史上最も残忍だったと言われる悲劇の一場面を迫力ある映像で切り取った。
1819年、ナポレオン戦争後で困窮のさなかにあるマンチェスター。深刻化する貧困問題の改善を訴え、政治的改革を求める民衆6万人がセント・ピーターズ・フィールド広場に集まった。鎮圧のため派遣された政府の騎馬隊は、非武装の群衆の中へ突入していく。多くの死傷者を出し、イギリスの民主主義において大きな転機となったこの事件を、リー監督が徹底的なリサーチを重ねて脚本を執筆、3台のカメラを用いて圧巻の大スペクタクルとして描き出す。
出演は「007 スペクター」のロリー・キニア、「博士と彼女のセオリー」のマキシン・ピークら。「ピータールー マンチェスターの悲劇」は、8月9日からTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開。
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