ロバート・ダウニー・Jr.主演の実写「ドリトル先生」大規模な再撮影を敢行
2019年5月13日 18:00
[映画.com ニュース] ヒュー・ロフティング氏の児童書「ドリトル先生」シリーズを、ロバート・ダウニー・Jr.主演で実写映画化する新作「The Voyage of Doctor Dolittle(原題)」が、ジョナサン・リーベスマン(「タイタンの逆襲」「ミュータント・タートルズ」)指揮のもと大規模な再撮影を行っていたことがわかった。
動物と会話ができるエキセントリックな医学博士ドリトル先生(ダウニー・Jr.)の冒険を、実写とCGを織り交ぜて描く本作では、キャラクターとストーリーの設定上、CGで描かれた動物たちと実写のドリトル先生の絡みが映画の大半を占めることになる。関係者が米ハリウッド・レポーターに明かしたところによれば、メガホンをとるスティーブン・ギャガンは「トラフィック」や「シリアナ」といった社会派ドラマを得意とするものの、VFXを多用したコメディ色の強い作品は初めてとあって苦戦を強いられたようだ。
昨年10月、ギャガン監督によるラフカットを見て不安を抱いた製作陣は再撮影が必要と判断し、即座に「レゴバットマン ザ・ムービー」のクリス・マッケイに脚本の加筆修正を依頼。同時に、製作・配給元の米ユニバーサル・ピクチャーズは、全米公開日を当初の19年4月12日から20年1月17日に延期すると発表した。
同関係者によると、21日間に及んだ再撮影では、マッケイがスケジュールの都合で参加できなかったため、過去にタッグを組んだ経験のある友人のリーベスマン監督にバトンを引き継ぐこととなったが、ギャガン監督も立ち会いのもと、和やかな雰囲気で順調に撮影が進められたという。また、最終的にはギャガンが監督としてクレジットされることになるようだ。
動物たちの声優として参加するトム・ホランド、エマ・トンプソン、レイフ・ファインズ、セレーナ・ゴメス、オクタビア・スペンサー、マリオン・コティヤール、クメイル・ナンジアニらに加え、実写キャラクターとしてアントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベントが出演という超豪華キャストで話題を集める「The Voyage of Doctor Dolittle(原題)」は、2020年1月17日に全米公開予定。日本での公開日は、まだ決まっていない。