真野恵里菜主演「青の帰り道」東京再上映が決定
2019年5月1日 18:00
[映画.com ニュース] 真野恵里菜主演、藤井道人監督作「青の帰り道」が5月11~24日、アップリンク渋谷で“東京再上映”されることが決まった。再上映を記念し、14日間連続でトークイベントが開催されることが決定。藤井監督や出演者、今作にゆかりのある人物たちが登壇を予定しているという。
昨年12月7日に全国で順次公開された今作だが、苦難の連続だった。2016年8月に群馬・前橋でロケが行われたが、出演者・高畑裕太の逮捕を受け撮影中止に。それでもスケジュールを再調整し、17年夏の再撮影を経て完成に漕ぎ着けた経緯がある。
前橋と東京を舞台にした映画は、7人の若者たちが夢を追いかける姿を描いた青春群像劇。真野のほか清水くるみ、横浜流星、森永悠希、戸塚純貴、秋月三佳、冨田佳輔が出演したほか、山中崇、淵上泰史、嶋田久作、工藤夕貴、平田満が脇を固めている。
真野は、今回の再上映に際し「『青の帰り道』が私たちの元から旅立って初めての夏を今年迎えますが、きっとこの先も夏になると、この作品と全力で向き合った長い日々、悔しい涙、やるせない気持ち、再び立ち上がって駆け抜けたということを思い出すでしょう」と述懐。清水も、「わたしにとってこの作品は救いの作品で、この作品に出合ってなかったら、まったく違う今になっていたかもしれません。紆余曲折ありましたが、この作品に携われて、無事公開することができてよかったと心から思います」とコメントを寄せた。
メガホンをとった藤井監督も、「我武者羅になって撮影したあの夏の日から、もう2年が経とうとしています。この映画を諦めなかったキャスト、スタッフ。そしてこの映画を待ってくれている観客の皆さまに感謝してもしきれません。ぜひスクリーンの中で、必死に生きる若者たちを見てください」と思いを語っている。