第11回沖縄国際映画祭、「かりゆし58」ら人気アーティスト集結のライブで閉幕!
2019年4月22日 00:05
[映画.com ニュース] 吉本興業が主催する「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」の閉幕をにぎやかに盛り上げるステージイベント「エンディングライブ~島ぜんぶでおーきなバンドステージ~」が4月21日、那覇市の波の上うみそら公園で行われた。
お笑いコンビ「ガレッジセール」がMCを務めるオープニングに続き、トップバッターで登場したのが、メンバー全員が沖縄出身・在住の人気バンド「かりゆし58」。母親への感謝をこめた代表曲「アンマー」で口火を切り、続く「電照菊」では、ボーカルの前川真悟が「仕上げにかかりましょう!」と観客に呼びかけ、映画祭のフィナーレを勢いづけた。
その後は、「かりゆし58」のメンバーが残るステージに、かわるがわるアーティストが登場する、文字通り“おーきなバンド”スタイルでライブが進行。石垣島出身従兄弟ユニット「きいやま商店」はキレのあるパフォーマンスに加えて、芸人顔負けの話芸も存分に披露し、会場を笑いに包んでいた。
続いて、インドネシア在住のシンガーソングライター、加藤ひろあきが、同国の人気歌姫・アリーナとともに登場。インドネシア語で“感謝”を意味する楽曲「テリカマシ」を披露した。加藤と入れ替わるように、沖縄を代表するバンド「BEGIN」の島袋優が登場すると、アリーナと「涙そうそう」をコラボレーション。さらに島袋は作曲を担当し、「浦島太郎(桐谷健太)」名義で配信されたCM曲「海の声」を歌い上げ、ファンの喝さいを浴びた。
沖縄在住のイクマあきらは、代表曲で、最近では甲子園や運動会の応援歌として、注目される「ダイナミック琉球」を熱唱。沖縄出身の人気デュオ「D-51」は、ヒット曲「NO MORE CRY」「BRAND NEW WORLD」を連続投下し、会場のボルテージをさらにあげた。
大阪からやって来た「ET-KING」の登場で、熱気はさらにヒートアップ。代表曲「愛しい人へ」「ギフト」を熱唱し、今年で結成20周年を迎えた感謝をファンに伝えた。一方、「かりゆし58」の前川は、「このおーきなバンドの企画が始まる5年前から、ずっと見守ってくれていた」と昨年1月に38歳で亡くなった「ET-KING」のいときん(山田祥正)さんへ感謝のコメント。沖縄を代表する民謡歌手の古謝美佐子は、夫で音楽プロデューサーの佐原一哉とともに出演。古謝は「ガレッジセール」のゴリが本名の照屋年之名義で監督・脚本を手がけた長編作品「洗骨」に出演し、主題歌も手がけている。
人気アーティストたちによる、熱気あふれるパフォーマンスは、沖縄国際映画祭のテーマソング「笑顔のまんま」で大団円。2020年4月16~19日の日程で、「島ぜんぶでおーきな祭 第12回沖縄国際映画祭」が開催されることも発表された。