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松坂桃李、公開危機の「居眠り磐音」再始動に感謝「無事、公開いたします」

2019年4月4日 19:30

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「映画はたくさんの人の応援と支えで成り立っている」
「映画はたくさんの人の応援と支えで成り立っている」

[映画.com ニュース]“時代劇史上最も優しく強い主人公”を描いた映画「居眠り磐音」のプレミアムイベントが4月4日、東京・有楽町朝日ホールで行われ、主演の松坂桃李をはじめ共演の木村文乃芳根京子柄本佑杉野遥亮西村まさ彦中村梅雀柄本明、メガホンをとった本木克英監督、原作者の佐伯泰英氏が出席した。

江戸で浪人暮らしを送りながら、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋の用心棒として働く磐音(松坂)が、時に下町の人々とあたたかく交流し、時に悪を颯爽と斬る姿を描く。出演していたピエール瀧の逮捕により一時は公開が危ぶまれていたが、奥田瑛二を代役に立て再撮影を行っていく。松坂は「皆様の応援と支えのおかげで、無事、公開いたします」と宣言し、満場の客席に「映画というものはたくさんの人の応援と支えで成り立っていると、今日改めて実感しています」と感謝の念を示した。

さらに本木監督も、「思わぬことでご心配をおかけしましたが、再撮影の目処が立ち、なんとかギリギリ仕上げ、さらにアップデートしてお届けできるようにしていきたいと思います」と意気込み。「あの一件の直後、何人もの俳優さんたちが『自分で良ければやるよ』と言ってくださった」と振り返り、「この場を借りて感謝申し上げたい」と感無量の面持ちを浮かべた。

原作の佐伯氏も、再始動の感激を隠せない。「あの日以来、本来必要でなかった膨大な作業に、スタッフの皆さんは今も費やされています。今回の事件を受けて、一部のマスメディアでは『いち出演者と作品は別物』としきりに取り沙汰されております。映画には作品ごとに異なった製作事情がありましょう。諸々を勘案して、個々の判断があってしかるべきだと私は考えています。ともあれ、出演者・スタッフの努力と熱意で、今作はほぼ完成している」としたうえで、「この難関を乗り越えて、完成へと再び力を振り絞る姿を見て、必ずいい作品に仕上がると確信しました。製作委員会の勇気ある決断と、スタッフの再挑戦を全面的に支持するものです」と諸手を挙げて称賛した。

一方で、松坂と5度目の共演となった木村は、現場を振り返り「今まで見てきたどの松坂さんよりも、すごく凛としていた。豪華キャストの皆さんを背負っているから重いのかなと、背中を見ていました」と頼もしげ。芳根は「『爪が大きいですね』と話したことが思い出ですね」とユニークに語り、松坂は「たまに言われるんです。爪が大きいって。曾祖母ちゃんの遺伝だと思います」と応じていた。

この日は、佐伯氏による書き下ろし短編を収録した文庫本が、入場者特典として上映劇場で配布(数量限定)されることも発表。佐伯氏が「京都の現場で松坂君の演技を見て、ふっと浮かんだ(物語)。闘牛士と君を重ね合わせた。この短編を君に捧げます」と目配せしたが、当の松坂は驚きのあまり「ありがとうございます……! ん? え、闘牛士の話ですか?」とピンときていない様子で、「まあ、読んで」と背中を押されていた。

居眠り磐音」は、5月17日から全国で公開。

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