石井裕也監督「町田くんの世界」新予告公開!岩田剛典の場面写真も
2019年4月1日 06:00
[映画.com ニュース] 「舟を編む」の石井裕也監督が、安藤ゆき氏の人気漫画を実写映画化する「町田くんの世界」の新予告と場面写真が公開された。“人を愛する才能”と“人から愛される才能”を持つ主人公・町田一の不思議な魅力が収められている。
本作は、男子高校生・町田が、“人間嫌い”のクラスメイト・猪原奈々と出会い、生まれて初めての感情と向き合うさまや、周囲を取り巻く個性的な人々の成長を描いている。1000人以上が参加したオーディションを勝ち抜いた新人俳優の細田佳央太が町田、関水渚が猪原を演じ、岩田剛典、高畑充希、前田敦子、太賀、池松壮亮、戸田恵梨香、佐藤浩市、北村有起哉、松嶋菜々子ら豪華キャストが脇を固める。
新予告は、涙を流すさくら(高畑)に「さくらさんは大切な人だよ」と励ます様子や、町田と知り合ったジャーナリストの吉高(池松)が「やっぱりすごい青年だ!」と驚く姿などを収録。場面写真は、同じ高校に通う氷室(岩田)とのシーンを切り取っている。
町田に扮した細田は、リハーサルも含めて撮影中はいつもメガネをかけていたそう。役どころに悩むこともあったというが、「石井監督は『全人類を家族だと思う子は、この世に町田くんしかいない。困った時は、神様のような子だと考えてみなさい』と声をかけて下さいました。それくらい彼は唯一無二で、すてきな子だと。その言葉をいただいてからは、町田くんという役に少し近づけた気がします」と語る。
一方、猪原を演じた関水も「怒るシーンなどは『リミッターを外して振り切った演技をするように』と石井監督が指導してくださいました」と助言を明かし、「振り切るということが難しくて、とても悩みましたが、それを意識して猪原さんを演じました」と話している。
「町田くんの世界」は、6月7日から全国公開。