中谷美紀、初の金髪で蜷川実花監督Netflixドラマで主演 共演に池田エライザ
2019年3月19日 04:00
[映画.com ニュース]写真家で映画監督の蜷川実花が手掛けるNetflixオリジナルドラマ「Followers」に、中谷美紀と池田エライザが出演することがわかった。中谷は自身初の金髪で人気写真家・奈良リミを演じ、池田は女優の卵・百田なつめに扮する。蜷川監督は「今の東京の空気感をしっかりと捕まえられるドラマにしたいなと思っています」といい、「役の扮装をしたお二人を撮影し、これは見たことのないすごいドラマができるのではとわくわくしました。長い間あたためてきた企画なので、実現できて本当にうれしいです」と喜びを語った。
「さくらん」「ヘルタースケルター」で色鮮やかな映像表現を用いて様々な時代を切り取り、「Diner ダイナー」「人間失格」など話題作が控える蜷川監督。本作では、SNS社会である現代で直接的、あるいは間接的に影響し合っている女性たちの様々なライフスタイルを、「TOKYO」のリアルを交えながら描出する。
主演を務める中谷は、「誰かが掲げた『女性の幸せはこうあるべき』という枠にはめられて、幸や不幸をジャッジされてしまいがちな女性にも多様な生き方があること、そして、人が社会と繋がろうとすればするほど、孤独を感じてしまうという残酷な現実がポップに、おしゃれに描かれていて、新たなドラマが生まれる予感がしています」と期待をにじませる。さらに蜷川監督の印象を「作品から想像する毒々しさとは裏腹に、柔らかくお話しのしやすい方です。情熱を胸に秘めつつ、あくまでも人当たりは良く、それでいて欲しい画を貪欲に撮るような方なのではないでしょうか」と明かし、蜷川監督とも重なる人気写真家役を演じるに当たり「蜷川監督の芸術性と大衆性を見事に融合させた作品の数々からインスピレーションをいただきたいと思います」と意気込んだ。
「映画 賭ケグルイ」「貞子」など待機作を抱える若手実力派・池田は、本作について「今を生きる全ての人におくる物語」「今だからこそ描ける『東京』を最高の鮮度で世界にお届けできる」と語る。自身の役どころについて、「なつめと共鳴する瞬間は心地がいいです。ただ、なつめは私ではないので、混ざってしまわぬよう、これは私? これはなつめ?……と自問自答の日々です。似た世界で生きる女の子を演じることがこんなに難しいことなのだと知って、よりやりがいが倍増しました」と心情を吐露。共演する中谷とは衣装合わせで初対面を果たしたそうで、「中谷さんと初めてお会いした時に『リミが現れた』と錯覚し、圧倒的な存在になすすべを無くし身が硬直したのを覚えています!」と興奮気味に振り返った。
「Followers」は、2020年初頭にNetflixで全世界190カ国以上へ独占配信される。
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