ファン・ジョンミンが実在のスパイに! カンヌで話題を呼んだ韓国映画「工作」7月19日公開
2019年3月19日 18:00

[映画.com ニュース]第71回カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門に公式招待された韓国映画「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」が、7月19日から日本公開されることが決定。あわせて、日本オリジナルポスタービジュアルがお披露目された。
本作の舞台となるのは、北朝鮮の核開発をめぐって緊張状態が高まる朝鮮半島。北朝鮮への潜入捜査を命じられた実在のスパイ・黒金星が工作活動に挑み、やがて命をかけてまで尽くした祖国の闇に気づき苦悩する姿を描く。対北工作員の黒金星を「哭声 コクソン」のファン・ジョンミンが扮するほか、北朝鮮の最高位層の人物リ・ミョンウン役をイ・ソンミン(「目撃者」)、韓国の国家安全企画部(現在の国家情報院)室長チェ・ハクソン役をチョ・ジヌン(「お嬢さん」)、北朝鮮の国家安全保衛部の要員チョン・ムテクをチュ・ジフン(「アシュラ」)が演じる。「悪いやつら」「群盗」のユン・ジョンビン監督がメガホンをとった。
1992年、軍人だったパク・ソギョン(ファン)は核開発の実態を探るため、コードネーム“黒金星”という工作員として北朝鮮に潜入。事業家に扮したパクは、3年にもおよぶ慎重な工作活動のすえ、朝鮮の対外交渉を一手に握るリ所長(イ・ソンミン)の信頼を得ることに成功し、北朝鮮の最高国家権力である金正日と会うチャンスをものにする。しかし、97年、韓国の大統領選挙をめぐる祖国と北朝鮮の裏取引によって、自分が命を賭けた工作活動が無になることを知り、パクは激しく苦悩する。

カンヌ国際映画祭総代表ティエリー・フレモー氏は「ウェルメイドな映画、強烈ですごい」と絶賛。また第27回釜日映画賞(最優秀作品賞、美術賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、第55回大鐘賞映画祭(美術賞、主演男優賞)、第2階ザ・ソウル・アワーズ(映画部門大賞)、第2回韓中国際映画祭(監督賞、作品賞)、第38回韓国映画評論家協会賞(監督賞、主演男優賞、助演男優賞)、第39回青龍映画賞(監督賞、美術賞)、第18回ディレクターズ・カット・アワーズ(今年の特別言及、今年の男性演技賞)、第5回韓国映画製作家協会賞(照明賞、撮影賞、美術賞)、第10回今年の映画賞(作品賞、主演男優賞、助演男優賞)など、韓国映画祭の賞を総なめにしている。
ポスタービジュアルは、それぞれ異なる方向を見ている主要キャスト4人の姿を活写。さらに「誰も知らなかった南と北の裏の裏の裏」「北に潜入した工作員の見た祖国の闇には、驚愕の真実が隠されていた――」というコピーが添えられている。「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」は、7月19日から東京・シネマート新宿ほか全国公開。
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