「ザ・スミス」結成前夜の物語、5月公開 J・ロウデンが若き日のS・モリッシーに
2019年3月12日 08:00

[映画.com ニュース] 伝説のバンド「ザ・スミス」のボーカリスト、スティーブン・モリッシーの半生に迫る青春音楽映画「ENGLAND IS MINE(原題)」が、5月31日から日本で公開されることがわかった。映画.comが先行入手したティザービジュアルと場面写真では、若き日のモリッシーを演じるジャック・ロウデン(「ダンケルク」)の姿をとらえている。
1980年代に痛烈な言葉と音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻したモリッシー。その苦悩と挫折に満ちた青春時代を通して、ミュージシャンとしてのアイデンティティを確立するまでの過程を描き、「ザ・スミス」結成前夜の物語を紡ぐ。2017年の英エジンバラ国際映画祭のクロージング作品として上映され、好評を博した。
76年の英マンチェスター。高校をドロップアウトしたモリッシーは、ライブに通っては批評を音楽紙に投稿する、くすぶった日々を送っていた。職場になじめず、仕事をさぼって詩を書くことが唯一の慰めだったある日、美大生のリンダーとの出会いがきっかけで、モリッシーはバンドを組むことに。初ライブの成功を受け、ミュージシャンを目指し仕事を辞めるが、行く手には思いもかけなかった別れや挫折が待ち受けていた。時は移り82年、あきらめずに音楽を続ける彼の元に、後に「ザ・スミス」を結成することになるギタリスト、ジョニー・マーがたずねて来る。
「ダンケルク」で注目を浴び、「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」に出演するロウデンが、皮肉屋でコミュニケーションが苦手だが、音楽への強い情熱を秘めるモリッシーを体現。人気ドラマ「ダウントン・アビー」や主演映画「マイ ビューティフル ガーデン」で知られるジェシカ・ブラウン・フィンドレイが、モリッシーの才能を見抜くアーティストの卵・リンダーに扮する。さらにモリッシーを誘惑する職場の同僚クリスティーン役を、ドラマ「キリング・イヴ Killing Eve」の暗殺者役に抜てきされたジョディ・カマーが務め、旬のキャスト陣が顔をそろえた。
「ENGLAND IS MINE(原題)」は、5月31日から東京・渋谷シネクイントほか全国で公開。
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