MISIA、松坂桃李主演「居眠り磐音」の主題歌に 切ない恋模様に涙する新予告公開
2019年3月12日 06:00

[映画.com ニュース] 第42回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞に輝いた松坂桃李主演「居眠り磐音」の主題歌が、MISIAの「LOVED」に決定した。あわせて新予告もお披露目され、笑顔の裏に悲しい過去を隠す浪人・磐音(松坂)の姿を、同曲が切なく包み込んでいる。
累計発行部数2000万部を突破し、“平成で最も売れている時代小説シリーズ”として人気を集める作家・佐伯泰英氏の著作を初映画化。江戸で浪人暮らしを送りながら、昼間はうなぎ屋、夜は両替屋の用心棒として働く磐音が、下町の人々とあたたかく交流し、時に悪を颯爽と斬る物語を紡ぐ。松坂が“時代劇史上最も優しく強い主人公”である磐音を体現。木村文乃が磐音に好意を寄せるおこん役、芳根京子が悲しい過去を背負う許嫁・奈緒役で、ダブルヒロインを務めている。
「LOVED」は、MISIAの最新アルバム「Life is going on and on」に収録され、アーティストの米倉利紀が作詞と作曲を手掛けたバラード。「あなたを好きになれて良かった」「それぞれ今を生きてゆくよ」という歌詞が、磐音と奈緒による互いを思いながらも別れを決断した切ない恋模様とリンクしている。

MISIAは、「松坂桃李さん演じる磐音の柔らかで優しい眼差しの奥にかげる悲しみが切なく、涙がこぼれました」と作品の感想を語る。そして「『LOVED』は『恋愛』をし『失恋』をし『愛』だけを心に残した人の歌です。その心を伝えられるよう大切に大切に歌いました」と楽曲に込めた思いを明かし、「これから映画をご覧になる皆さんはきっと、松坂桃李さん演じる磐音、またこの物語に登場する人々の悲しみや切なさ、愛、そして狂おしい願いのようなものを感じられると思います。そのとき歌で、この素晴らしい映画の世界観を伝えるお手伝いを出来ていたら幸いです」とメッセージを残した。
楽曲を聞いた松坂は「歌詞の言葉1つ1つが『居眠り磐音』の世界観と寄り添っており感動しました。特に『すれ違い背を向けたその数だけ愛おしくなる』という歌詞は、磐音と奈緒の悲恋を、その後の磐音が背負っているものは『痛みに学ぶ真実抱きしめて』という歌詞に全て込められているように感じます」と述懐。「この曲を聞きながら撮影に臨みたかったくらいです。繰り返し聞いて、この作品を伝えていく上での養分としていきたいと思います」とコメントを寄せた。
「居眠り磐音」は、5月17日から全国で公開。
(C)2019 映画「居眠り磐音」製作委員会
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