松井玲奈、次回作は「かわいさにぶっ飛んだ」山田杏奈との姉妹物語を熱望!
2019年3月10日 15:00
[映画.com ニュース] 1980年代後半~90年代生まれの新進映画監督15人が結集したオムニバス映画「21世紀の女の子」が3月10日、愛知県で開催中の「ええじゃないか とよはし映画祭2019」で上映された。企画・プロデュースを務め、「離ればなれの花々へ」のメガホンをとった山戸結希監督、「reborn」に主演した松井玲奈が、穂の国とよはし芸術劇場PLATでのトークイベントに参加。当初は登壇予定だった「reborn」の坂本ユカリ監督は、撮影のため来場が叶わなかった。
“自分自身のセクシャリティあるいはジェンダーがゆらいだ瞬間が映っていること”を共通のテーマに、各監督が8分以内の短編でそれぞれの物語を紡いだ。各短編の主演には、松井をはじめ、橋本愛、朝倉あき、石橋静河、唐田えりか、黒川芽以ら実力派女優が顔をそろえた。短編の始まりに挿入される動物のイラストは、山戸監督がそれぞれの監督のイメージに合ったものをチョイス。「projection」(主演・伊藤沙莉)の金子由里奈監督には「子どもライオン」のイラストを当てはめ、山戸監督は「200人から公募で選ばれた百獣の王だから。今日初めて動物について指摘して頂いて、『誰にも伝わってないこだわりなんじゃないか』と思ってたので、嬉しい」と笑顔を浮かべた。
第1回の「とよはし映画祭」で、同劇場内ホールでの初上映作品「溺れるナイフ」を手掛けた山戸監督と、アンバサダーとして参加した松井は初対面だったという。松井は「山戸さんの作品は詩的できれいで。何かしら一緒にお仕事ができたらいいなと思っていたので、(本作の)オーディションを受けました」と明かす。山戸監督は「女の子の監督が10人並ぶ中に、女優さんが1人で来られて。坂本監督は『松井さんは席に座った時に、皆の顔を見て話し始められたのが印象的』と言っていました」と紹介。松井は「10対1の状態ってなかなかなくて、今から1人1人に人間性を試されるのか、と思ったら怖くなって……。でも、皆を見て『私の映画に出たい気持ち、伝われ! 誰か私を拾ってくれ!』と思っていました」と告白し、会場の笑いを誘った。
山戸監督は「reborn」について、「松井さんの異質さ、美しさがとらえられている」「坂本監督にとって、(松井さんとは)運命的な出会いになった。この作品で何かを掴まれたんだと思います」と絶賛。松井はお気に入りの作品に「恋愛乾燥剤」(監督・枝優花、主演・山田杏奈)をあげ、「ポップでかわいらしくて。杏奈ちゃんが映った瞬間に『何だこのかわいい子は!』とぶっ飛んで」と興奮気味に語る。昨日「ミスミソウ」のトークイベントで同映画祭に来場していた山田を見かけたようで、「『いる!』と思いながら、話しかけられなかった」としょんぼり。山戸監督は「次は、松井さんと山田さんの姉妹物語が撮れそうですね。妹に執着する姉の役とか」と提案すると、松井は「すぐできると思います」と目を輝かせた。山戸監督は重ねて、「女の子が女の子にひかれる部分が、段々と社会的にも認知されていると思う。女の子が集まるとギスギスするんじゃなくて、純粋に愛し合うこともできて、そこから生まれる物語を描きたい」と意欲を燃やしていた。
「ええじゃないか とよはし映画祭2019」は、本日3月10日まで開催。
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