ミスミソウ

劇場公開日:

ミスミソウ

解説

「ハイスコアガール」「でろでろ」などで知られる押切蓮介の人気サスペンスコミックを、「ライチ☆光クラブ」の内藤瑛亮監督のメガホンにより実写映画化。東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花は、学校で「部外者」扱いされ、陰惨ないじめを受けることに。春花は唯一の味方であるクラスメイトの相場晄を心の支えに、なんとか耐えていたが、いじめはエスカレートしていくばかり。やがて事態は春花の家が激しい炎に包まれ、春花の家族が焼死するまでに発展。春花の心はついに崩壊し、壮絶な復讐が開始される。主人公の春花役を本作が初主演となる「咲 Saki」の山田杏奈が演じる。

2017年製作/114分/R15+/日本
配給:ティ・ジョイ
劇場公開日:2018年4月7日

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(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会

映画レビュー

4.0初主演映画にスプラッター復讐劇を選ぶ山田杏奈の心意気

2018年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

はかなげな美少女の山田杏奈、本作が映画初主演だという。本人も所属事務所もよく受けたものだと感心する。凄惨なスプラッター描写にばかり目が行きそうなジャンル映画ではあるが、実はこのヒロイン、悲しみや絶望、激しい怒りといったさまざまな感情をあまり表情を変えず繊細に演じることを求められる難しい役だ。しかも雪が降りしきる極寒地での過酷なロケ撮影で、他の若いキャストたちも含めよくぞ演じきったと思う。

内藤瑛亮監督の作品は『パズル』『ライチ☆光クラブ』を観たが、良い意味で「狂気をはらむ映画」の作り手の有望株だ。これからどんどんメジャーになっていくのだろうが、優等生的な作り手の多い商業映画の世界で異彩を放ち続けてほしい。

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高森 郁哉

4.0ちょいちょいと、思う所はありましたが、最後まで引き込まれて見れまし...

2024年6月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ちょいちょいと、思う所はありましたが、最後まで引き込まれて見れました。あ、そうなんだという展開も込で。

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D

3.5R指定版『中学生日記』

2024年6月16日
iPhoneアプリから投稿

愚かな中学生たちが愚かな理由で憎み合い愚かにも殺し合う映画。社会派なのか露悪なのかイマイチ判然としない不気味さが荒唐無稽な殺戮劇にある種の神聖さを与えているという演出は原作由来であり、本作はその秀逸な再現といえる。

派手な殺傷は単なる中学生のナイーブな衝動の誇張表現であり、その根底にあるのは『中学生日記』的な本当にしょうもないありふれた愛憎譚だ。そんなものを見せられたところで中学時代の思い出が一つ二つ明滅するだけで、間違っても現代社会についての深遠なる何事かが判明したとは思えない。

「青春の誇張」で思い出すのは相米慎二『台風クラブ』だが、こちらはグロ描写という安易な飛び道具に頼らず、登場人物一人一人の個性に由来した身振りやセリフによって青春の痛みを描いている。本作の殺傷シーンはどれも見てくれは派手だが、「ただいま、おかえり」と繰り返しながら少年がドアを開閉する『台風クラブ』のワンシーンの衝撃には遠く及ばない。

唯一良かった点といえばいじめの舞台として設定されている学校の裏庭の地形だ。真ん中に直径10メートルほどの大きな穴が空いていて、そこには粗大ゴミやら何やらが不法投棄されている。主人公は冒頭にてこの穴に突き落とされるのだが、関係性の高低を物理的な高低によって示すものとしてこれほどわかりやすい地形もない。

この場所は中盤に主人公の逆襲の舞台となるわけだが、そこでは穴の中に落とされたいじめっ子たちが獲物を持った主人公に追い回され、あの手この手で暴虐の限りを尽くされる。穴の底は常に悪意と怨念に満ちている。

めくるめく殺戮劇は案の定救いようのない結末へと辿り着くが、当たり前といえば当たり前だ。中学生という生き物は基本的に死んだほうがいいくらいのバカだから。そして万物が誇張されている本作においては「死んだほうがいい」という比喩表現が本物の死として表出する。ただそれだけのこと。

いやあ、死ねないまま25すよ、俺は。

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因果

2.5全員頭おかしいよ

2024年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

登場人物もれなく全員頭がおかしい
雪の中の血は綺麗でしたが、そうなる・・・?というシーン多すぎて感情移入があまりできなかったかも。

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nagisa