クリスチャン・ベール、過酷な肉体改造はもうやめる? 町山智浩氏が現地で取材
2019年2月19日 13:00

[映画.com ニュース] 第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされた「バイス」の公開記念トークイベントが2月18日、都内で行われ、米在住ジャーナリストで映画評論家の町山智浩氏が出席。主演を務めるクリスチャン・ベールにインタビューした際のエピソードを語った。
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のスタッフとキャストが再結集し、ジョージ・W・ブッシュ政権をイラク戦争に導いたとされる“影の最高権力者”元米副大統領ディック・チェイニーの半生と暗躍を描いた社会派エンタテインメント作。約半年かけて、約20キロ増量させたベールが、20代から70代のチェイニーを演じ、第76回ゴールデングローブ賞(コメディ/ミュージカル)主演男優賞を受賞。第91回アカデミー賞でも、主演男優賞にノミネートされており、「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックと並び、最有力候補の呼び声が高い。
そんなベールに、現地でインタビューを行った町山氏は「いつまで役のために、過酷な肉体改造を続けるのか」と質問したそうで、「今回でやめると言っていた。極端な体重の増減は心臓に負担がかかり、家族から止められたそう」とベールの返答を明かした。チェイニー自身も若い頃から心臓に持病があり「ベールは心臓外科医からも話を聞いて、発作が出た際の仕草なども研究した」と話していた。
また、ベールによると、チェイニーが口を曲げる癖は「心理的な抑圧が抑えきれず、防衛本能が働いたから」だそうで、町山氏は「その抑圧が、奥さんだった。若い頃はそういう癖はなかった」と解説。助演女優賞にノミネートされたエイミー・アダムス演じるチェイニーの妻・リンについて「チェイニーが政権を操っていたように見えるが、実は彼自身も妻の操り人形だった」と分析した。
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