史上最年少、22歳でサンセバスチャン受賞 奥山大史監督作「僕はイエス様が嫌い」初夏公開
2019年2月9日 09:00

[映画.com ニュース]新鋭・奥山大史監督が、スペインの第66回サンセバスチャン国際映画祭で最優秀新人監督賞に輝いた注目作「僕はイエス様が嫌い」が、初夏に公開されることがわかった。青山学院大学在学中に製作し、受賞時は22歳だった奥山監督は、史上最年少での受賞という快挙を成し遂げた。ミッション系の小学校を舞台に、少年と小さな“イエス様”をめぐる不思議な物語を紡ぐ。
大竹しのぶ主演の短編映画「Tokyo 2001/10/21 22:32-22:41」を手掛けた奥山監督の長編デビュー作。低予算ながらも、子どもたちの自然な演技を導き出した演出、的確に対象をとらえるカメラワークが評価され、世界三大映画祭に続き権威があるとされるサンセバスチャン国際映画祭に加え、第29回ストックホルム国際映画祭の最優秀撮影賞、第3回マカオ国際映画祭のスペシャル・メンションなど受賞を重ねた。既にフランス、スペイン、韓国での公開が決定しており、注目度の高さがうかがえる。
祖母と一緒に暮らすため、東京から雪深い地方にあるミッション系の小学校へ転校することになった少年ユラ。日々の礼拝に戸惑うユラの前に、ある日小さなイエス様が出現。ユラは、願い事を必ず叶えてくれる、他の人には見えないイエス様の力を信じるようになるが、やがて大きな試練が降りかかる。
本作を鑑賞した是枝裕和監督は、「新しいけど、懐かしい。重いけど、軽やか。切なくて、面白くて……そして、やっぱり面白い」と絶賛。俳優、映画監督としても活躍する斎藤工は「惚れ惚れする程チャーミングな作品」と表現し、「奥山監督がユーモラスかつ実直に織りなす本作の世界観に邦画の新時代の幕開けを感じました」とコメントを寄せている。
「僕はイエス様が嫌い」には、ユラ役の佐藤結良くん、イエス役のチャド・マレーンらが出演。初夏から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
フォトギャラリー
関連ニュース
「SPIRIT WORLD スピリットワールド」あらすじ・概要・評論まとめ ~穏やかで洗練された、心に染み入る高崎の「天使の詩」~【おすすめの注目映画】
2025年10月23日 11:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー