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無垢な魂を抱いた青年描くカンヌ受賞作「幸福なラザロ」予告編

2019年2月6日 13:00

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スコセッシ監督が絶賛
スコセッシ監督が絶賛
(C)2018 tempesta srl ・ Amka Films Productions・ Ad Vitam Production ・ KNM ・ Pola Pandora RSI ・ Radiotelevisione svizzera・ Arte France Cinema ・ ZDF/ARTE

[映画.com ニュース] 2018年の第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門脚本賞受賞作「幸福なラザロ」の予告編が公開された。

カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「夏をゆく人々」などで世界から注目されるイタリアの女性監督アリーチェ・ロルバケルが、死からよみがえったとされる聖人ラザロと同じ名を持ち、何も望まず、目立たず、シンプルに生きる、無垢な魂を抱いたひとりの青年の姿を描いたドラマ。北米公開時に本作を見たマーティン・スコセッシが絶賛し、映画完成後にプロデューサーに名乗りを上げた。

20世紀後半、社会と隔絶したイタリア中部の小さな村で、純朴な青年ラザロと村人たちは領主の侯爵夫人から小作制度の廃止も知らされず、昔のままタダ働きをさせられていた。ところが夫人の息子タンクレディが起こした誘拐騒ぎを発端に、夫人の搾取の実態が村人たちに知られることとなる。これをきっかけに村人たちは外の世界へと出て行くのだが、ラザロだけは村に留まることになる。

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本作製作のきっかけになったイタリアで実際に起こった農民達の隔離や労働搾取についてロルバケル監督は「歴史的な転換期に乗り遅れてしまったこの農民たちの物語に、私はずっと心を動かされてきました。この新聞記事は次の日には忘れられてしまうようなニュースです。壁に貼られた記事はすっかり日焼けし黄ばんでも、この記事だけが、世界が崩壊したこと、そして彼らが置き去りにされたことを示す記録だったのです。」と、長く感じ続けていた衝撃について紹介。また、本作のテーマを「この映画が伝えるのは、この世で生きていく上で、誰のことも疎まず、人を信じ切ることの尊さです。生きていく方法は他にもあると思い込み、善なる生き方を拒み続けている私たちに、その事実を突きつけるのです」と語っている。

また、海外のアートワークを採用した特製イラストポストカード付き特別鑑賞券(税込1500円)が、Bunkamuraル・シネマほか本作の一部の上映劇場で発売中(ポストカードは限定数・先着順)。

幸福なラザロ」は、4月19日から東京のBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開。

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