平原綾香がオスカーノミネート曲を歌う! 「メリー・ポピンズ」続編、日本語吹き替え版本編映像
2019年1月28日 08:00
[映画.com ニュース]第91回アカデミー賞の作曲賞、歌曲賞など4部門にノミネートされた「メリー・ポピンズ リターンズ」の日本語吹き替え版本編映像(2種)が、このほどお披露目された。エミリー・ブラント演じる魔法使いメリー・ポピンズの声を担当しているのは、歌手の平原綾香。映像では、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた「幸せのありか」、ミュージカルナンバー「本は表紙じゃわからない」を歌い上げている。
「シカゴ」「NINE」などミュージカル作品を数多く手掛けてきたロブ・マーシャル監督がメガホンをとった本作は、前作「メリー・ポピンズ」から20年後を舞台にした物語。再びバンクス一家の前に現れた“ほぼ完璧な魔法使い”メリー・ポピンズ(ブラント)が巻き起こす奇跡を描き出す。
2018年に日本で初上演されたミュージカル版「メリー・ポピンズ」でも同役を演じていた平原。30年以上に渡りディズニーキャラクター声優監修の総指揮を務め、全世界における外国語版のキャスティングも指揮するリック・デンプシー氏に実力を認められ、本作では9曲のミュージカルナンバーを吹き替えている。1月23日に行われたジャパンプレミアでは、日本版エンドソングでもある「幸せのありか」を披露すると、初来日を果たしたブラントから「本当に素晴らしい。もし平原さんが先に歌っている楽曲を聞いていたら、とても怖くて歌えなかったと思います。歌声を含めて 平原さんがメリー・ポピンズを演じてくれて大変光栄です」と歌声を絶賛された。
「幸せのありか」は、メリー・ポピンズがバンクス家の子どもたちのために歌う曲。母親を亡くし、寂しさを感じる子どもたちに「永遠に消え去るもの、この世に何一つないわ。この場所にいないだけなの」と美声を響かせる。母親は目に見えないだけであり、心の中で生きているということを教えており、子どもたちへの愛情が伝わってくる感動的なシーンになっている。
「本は表紙じゃわからない」はリン=マニュエル・ミランダ演じる街頭点灯夫ジャック、アニメーションで描かれたキュートなペンギン4匹も登場。激しいダンスを踊りながら「表紙の美しさにだまされちゃだめ、中身が何より大切」とカラフルな衣装で歌うメリー・ポピンズ。表紙を見て本を読んでみると、想像していた中身と全く違うということを歌っているのだが、実は“人は見かけによらない”という教訓を教えている場面だ。平原とともに同楽曲を歌っているのは、ジャックの日本語版声優を務めた俳優の岸祐二。「レ・ミゼラブル」「ロミオとジュリエット」など数多くのミュージカル経験を持っている。
「メリー・ポピンズ リターンズ」は、2月1日から全国で公開。
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