「バード・ボックス」“目隠し”演技がリアルな理由は?サンドラ・ブロックが明かす
2018年12月26日 19:00

[映画.com ニュース] 未曾有の異変に襲われた世界を舞台に、幼い子どもを守ろうとする母親の決死の姿を描くNetflixオリジナル映画「バード・ボックス」(配信中)。本作に主演するオスカー女優サンドラ・ブロックが、自身の変化が役柄にも影響したことや、さらに本作での役作りについても語った。
「メッセージ」やハリウッド実写版「君の名は。」の脚本を担当することでも話題のエリック・ハイセラーが脚本を手がけ、「未来を生きる君たちへ」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したスサンネ・ビアが監督を務める。正体不明の“それ”に突き動かされた人々が続々と命を絶ち、人口が激減した世界を生き延びてきた母親が、子どもを連れて安住の地を目指す。
ブロックは、初めて本作の脚本を読んだ際には「とても興味深いアイデアだったけれど、当時はこれをやらなくちゃという風には感じなかった」と告白。しかし、「それからだいぶ経って、2年くらい前にまた読んだのよ。そしたら、全く違う映画のように感じられた。もしかしたら、ストーリーに共感をするには、私にもっと人生経験が必要だったのかもしれないわ。たぶん、その経験というのは、私が子どもを持つことだったのよ。最初読んだときには、まだ子どもはいなかったの」と話す。
自身が母親になったことで、今回演じたマロリーへの理解も深まったといい、「最初は人との関係を断ち切っているマロリーを良く理解できなかったし、優しく小さな天使のような子ども2人に厳しくならないといけないことが理解できなかったの。でも、すぐに『もし私があの世界に住んで、2人の子どもがいれば、私はあれほど残酷になり、あれほど用心深くなるだろうな』と思ったわ」と共感を寄せる。
劇中では“それ”を見ないよう目隠しをつけて行動するシーンが多く、制限されたなかでもマロリーの感情が見るものに生々しく伝わってくる。ブロックは「幸運なことに、私は視覚障がいを持つ人に協力してもらえたの」と明かす。「彼は私の家に入ってきながら、壁がどれくらい離れたところにあるか、天井がどれくらい高いかを私に言ったわ。それから外に出ると、近くの家々がどこにあるか、門とかフェンスがどこにあるかを感じることができたの。私たちが人間として、視覚がなくてもさまざまなことを感じ取る能力を持っているのは本当に素晴らしいわ。ただ私たちはたまたま視覚に頼ってしまうから、そのことがまったくわからないのよ」と役作りを振り返った。
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