“中国のスピルバーグ”が激動の70年代描いた青春恋愛映画、「芳華 Youth」4月公開
2018年12月23日 08:00
[映画.com ニュース] 文革、毛沢東の死、中越戦争など時代や国を揺るがす事件が立て続けに発生した激動
の1970年代に、時代の波に翻弄されながらも逞しく生きていく若者たちの青春を描いた映画「芳華 YOUTH」が、2019年4月公開する。第12回アジアン・フィルム・アワード作品賞を受賞し、本国、中国では公開1カ月で約230億円突破の大ヒットを記録した。
紅衛兵を鼓舞する文工団の若者たちの恋を描く青春ラブストーリー。監督は「女帝エンペラー」(06)、「戦場のレクイエム」(07)、「唐山大地震」(10)などのヒット作を始め、多彩な作品を生み出すその作風の広さから“中国のスピルバーグ”とも評される、巨匠フォン・シャオガン(馮小剛)。新星ミャオ・ミャオ(苗苗)がヒロインのシャオピンを演じ、染谷将太主演の「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」で白楽天を演じたホアン・シュエン(黄軒)がシャオピンに一途な想いを寄せるリウ・フォンに扮する。
1976年、軍で歌や踊りを披露し兵士たちを慰労し鼓舞する歌劇団・文工団に、夢と希望を持った17歳のシャオピンが入団。農村出身で周囲となじめずにいる彼女の唯一の支えは、模範兵のリウ・フォンだった。しかし、時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、二人の運命は非情な岐路を迎える。
4月新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開