女帝　エンペラー

ハムレットを下敷きに作ったらしいですが。

ワイヤーアクションと、ビジュアル面に凝りすぎ。
それがオリジナリティあるならまだしも、既視感満載。

そして最後は誰もいなくなり……で？　と言いたくなる感じ。

チャン・ツィイーは好きな女優さんなのでもう少し作品に入り込めるかと思ったのですが、ワイヤーアクションも絢爛豪華な衣装もグリーンディステニーを越えられませんでした。（あくまでも個人的意見）

一時期こう言うの好きだったのに響くものがなかったのは自分自身の問題なのか…

①衣装は呆れるほど豪華絢爛。甲冑とか宮殿の内装とか、所謂中華っぽくないけど、五代十国の時代だから歴史考証にそれほどうるさくないのかも。②最後、全てを失った代わりに「皇上」になったチャン・ツイイーの勝利宣言で終わったら痛快だったのに、どうして殺しちゃうのかな？歴史上は確かに皇帝となった女性は唯一側天武后だけだけど、どうせフィクションだもの、もう一人いたって良いじゃない。この辺りが、女性が最高位につくのを嫌う中華思想の限界ですかね。それまでは、予想に反して結構面白く観てたのに、最後で白けちゃったので☆ひとつマイナスでーす。

内容というよりは美しさを堪能する映画