ゴールデングローブ賞にテレビ功労賞新設!初代受賞者はキャロル・バーネット
2018年12月14日 11:00
[映画.com ニュース] 映画とテレビドラマの祭典として知られるゴールデングローブ賞に、新たな特別功労賞が設けられることになった。
ゴールデングローブ賞には、20世紀前半に活躍した映画監督の名を冠したセシル・B・デミル賞という功労賞が存在するものの、フレッド・アステア(1961)やグレゴリー・ペック(69)、デンゼル・ワシントン(2016)、メリル・ストリープ(17)ら、主に映画界の功労者に贈られてきた経緯がある。
そんななか同賞を主催するハリウッド外国人記者協会は、ますます興隆するアメリカテレビ界の功労者を称えるため、テレビ業界を対象にした特別功労賞の設立を発表。初代受賞者に選ばれたのは、自身の名を冠したバラエティ番組「ザ・キャロル・バーネット・ショー」で知られるコメディエンヌのキャロル・バーネットだ。また、新設された同賞の名も「キャロル・バーネット賞」となるという。
バーネットは、1933年米テキサス・サンアントニオ生まれ。ニューヨークでミュージカル劇のレギュラーやテレビ番組のゲスト出演を経て、67年に初の冠番組となる「ザ・キャロル・バーネット・ショー」をスタートさせる。平均視聴者数3000万人の人気番組への出演で、国民的コメディエンヌとなった。番組は11年間の放送期間中にエミー賞25冠に輝き、バーネット自身はゴールデングローブ賞を5回受賞している。
今回の発表に伴い、ハリウッド外国人記者協会のメヘア・タンタ会長はコメントを発表。「過去50年以上にわたり、コメディ界の革命者キャロル・バーネットは私たちを笑わせつつ、さまざまな障壁を壊してきました。彼女はバラエティ番組の司会を務めた最初の女性であり、(コメディ界最高の栄誉とされる)マーク・トウェイン賞と(優れた芸術家に贈られる)ケネディ・センター名誉賞のふたつを最初に受賞した女性でもあります。そして私たちは、彼女の経歴にまた新たな“最初”を加えさせていただきたいと思います。バーネットは、彼女自身の名を冠した、テレビ界における功労者を讃える特別賞の最初の受賞者です。エンターテイメント業界への貢献に深く感謝するとともに、ゴールデングローブ賞を通じてその貢献を永遠に祝福できることを光栄に思います」
第91回ゴールデングローブ賞授賞式は、2019年1月6日(現地時間)に実施される。日本からは「万引き家族」(是枝裕和監督)が外国語映画部門、「未来のミライ」(細田守監督)が長編アニメーション部門にノミネートされている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー