岡田准一&妻夫木聡、鬼才・中島哲也監督の“毒舌”に撃沈「ひどっ」
2018年12月7日 19:50

[映画.com ニュース] 第22回日本ホラー大賞を受賞した澤村伊智氏の小説を実写映画化した「来る」が12月7日、全国331スクリーンで公開初日を迎え、主演の岡田准一をはじめ共演の黒木華、小松菜奈、青木崇高、松たか子、妻夫木聡、中島哲也監督が東京・TOHOシネマズ日比谷での舞台挨拶に出席した。
オカルトライターの野崎(岡田)が、田原(妻夫木聡)の依頼を受けて超常現象の調査を開始し、田原家にとり憑いている“あれ”の正体に迫る姿を描くホラー映画。本作イベントに初めて登場した中島監督は、なんとか公開にこぎつけ「(映画の完成が)本当に間に合わなさそうだった。謝罪会見をして、岡田さんが皆さんの前で謝ったり、切腹とかするんだろうかと思った」と安堵の様子。さらに今作を「でかい劇場で見たとき、テレビやスマホとは違う体験ができる、お祓いライブ映画」とアピールすると、岡田は「僕は“お祓いデスバトル”みたいなパートを担当しています。荒波に乗っているような映画だと感じました」と笑った。
また中島監督は終始、愛着を込めたユーモラスな皮肉を展開。一同から「監督は男優に興味がない」と指摘されると、「岡田くんとも妻夫木くんとも青木くんとも、現場であまりしゃべっていない。彼らが失敗したときに皮肉を言うくらい。男優は見ていても面白くない」と毒舌を展開し、「(演出について)妻夫木くんと岡田くんには、いつも言うことが一緒なんですよ。妻夫木くんには『芝居が軽すぎる』、岡田くんには『芝居が重すぎる』。やっていて飽きちゃうんだよね」とぶっちゃけた。
これには一同「ひどっ」と大笑いで、客席にも爆笑が巻き起こる。一方で中島監督は「岡田くんと妻夫木くんは、全然タイプの違う俳優。この2人がどういう掛け合いになるか、個人的には刺激的で非常に面白かった。2人でバディムービーをやればいいじゃんと思った」と絶賛し、色めき立った男優陣は「撮ってくれますか?」と即オファー。しかし「僕はやりません。男優には興味がないので」とバッサリ断られたため、撃沈した岡田は「おかしいな……」と首をかしげていた。
さらに「渇き。」以来の中島組となった小松は、「緊張マックスの状態で初日を迎えました。壁に向かって座っているところを、岡田さんに目撃された」とうなだれる。続けて「岡田さんがひょうひょうとしているのを見て、『緊張していないのかな』と思った」と素朴な疑問をぶつけると、岡田は「怖い監督とやるときのコツですよ。ひょうひょうとする。これが一番です。ねえ?」と事もなげに答え、妻夫木も大きく頷いていた。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【観てない人マジもったいない!!】まだ間に合う!この連休に映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

Dear Stranger ディア・ストレンジャー
【4歳の息子が誘拐された。しかし誘拐犯が死体で見つかった】衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

個人的・下半期で観たい映画No.1
映画ファンがこぞって「絶対観る」と決めてるの何で!? 全員主役級がクセ激烈の異常者に…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント