ロビン・ウィリアムズさんの遺志を継ぐ… ガス・バン・サント監督3年ぶり新作は19年5月公開
2018年11月30日 08:00

[映画.com ニュース] 「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「ミルク」「プロミスト・ランド」などで知られるガス・バン・サント監督の、3年ぶりとなる新作「Don't Worry, He Won't Get Far on Foot」が、「ドント・ウォーリー」の邦題で2019年5月に公開されることが決定した。「her 世界でひとつの彼女」のホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラらが出演している。
14年に死去したロビン・ウィリアムズさんが、「グッド・ウィル・ハンティング」の公開時(1998)から映画化・主演を構想していたという、風刺漫画家ジョン・キャラハン氏の半生を描く。相談を受け続けていたバン・サント監督が、ウィリアムズさんの遺志を継いで脚本を執筆し、企画から約20年の時を経て完成。フェニックスがキャラハン役を務め、仕草や話し方などを徹底的に研究し撮影に臨んだ。
米オレゴン州ポートランド。酒びたりの日々を送るキャラハン(フェニックス)は、自動車事故にあい一命を取り留めるが、胸から下が麻痺し車イス生活を余儀なくされる。自暴自棄な生活はエスカレートしていくが、あることをきっかけに持ち前の皮肉を駆使し、辛辣だがユーモアあふれる風刺漫画を不自由な手で描き始める。そして、人生を築いていくキャラハンのそばにはずっと、彼を好きでい続ける、かけがえのない人たちがいた。
バン・サント監督は、いくつかのめぐり合わせに導かれた今作に、並々ならぬ思いで挑んだようだ。「キャラハン自身が執筆した彼の自伝を映画化したものだ。キャラハンは僕の住んでいたポートランドでとても有名で、すごいスピードで街を(車イスで)走り回っていたからね」と振り返る。さらに「『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』に出演してくれたロビン・ウィリアムズは、彼の漫画がとても好きで、ずっと愛読していたんだ。そして彼が映画化の権利を持っているということをその時に知った」と話し、「ロビンが、なぜキャラハンにこれほど興味を持ったのかは、彼の友人である俳優クリストファー・リーブ(※初代“スーパーマン”。1970年代ジュリアード音楽院時代にルームメイトとなり、それ以来の仲。リーブも事故により全身麻痺となる)の影響が大きかったようだ。映画を作っていくのは、まるで難しいジクゾーパズルにチャレンジするようなものだよ。本作も例外なくね」と明かしている。
「ドント・ウォーリー」は、ほかジョナ・ヒル、ジャック・ブラックらが共演。12月21日からは、オリジナルポストカード付きのムビチケカードが発売される。
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