「あぶない刑事」のプロデューサー・黒澤満さん死去、舘ひろし追悼「映画の父」
2018年11月30日 19:57

[映画.com ニュース] 故松田優作さん主演の「最も危険な遊戯」や、ドラマ、映画の人気シリーズ「あぶない刑事」などを手掛けたプロデューサーで、制作会社セントラル・アーツ取締役社長の黒澤満(くろさわ・みつる)さんが11月30日午前10時47分、肺炎のため東京・八王子市の自宅で死去した。85歳だった。通夜・告別式は未定。
黒澤さんは1955年、日活に入社。新宿日活営業係を経て、58年に梅田日活の支配人に抜てきされた。日活の関西支社宣伝課長を経て70年に俳優部次長として製作の現場に呼ばれ、その後映像本部長室長に就いた。71年、日活がロマンポルノ路線へと転換して以降、その企画製作の中核として多くのロマンポルノ作品をプロデュースした。
企画製作部長、撮影所長を歴任した後、77年に日活を退社。同年に東映が新たに立ち上げた東映芸能ビデオ(現東映ビデオ)に移り、78年公開のプロデュース作「最も危険な遊戯」が話題となった。80年にセントラル・アーツの社長に就任し、以後数多くの映画やテレビ作品をプロデュースし続けた。
主なプロデュース作品は「Wの悲劇」、「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズ、「あぶない刑事」シリーズ、「北のカナリアたち」、「終わった人」など。2007年、文化庁映画賞映画功労部門で受賞。12年には毎日映画コンクール特別賞を受賞している。
「あぶない刑事」シリーズなどに主演した俳優の舘ひろしは、突然の悲報に「悲しい…」とポツリ。「『あぶない刑事』をはじめ、数々の映画を演(や)らせていただきました。最後にご一緒した映画『終わった人』でモントリオール世界際映画祭最優秀男優賞をプレゼントできたことが私にとってせめてもの慰めです。映画界に偉大な功績を残された方であり、映画の父のような人でした。ごめい福をお祈り申し上げます」と悼んだ。
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